内容説明
「私」は、女相手に体を売る女だ。毎日毎日、靴下を履き替えるように女と寝る。客を手配する「社長」から連絡を受けて、有閑マダムや、金持ち男の愛人をしている。小生意気な娘などが相手だ。「社長」とも寝るが、彼とはキスしない。…『微熱狼少女』で颯爽とデビューした著者による、異性愛文化に対する挑戦的小説。「プラトン・アカデミーの回廊にて」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばいきんまん
1
「プラトン・アカデミーの回廊にて」は、三島先生と藤乃と思われる人物が登場して少しわくわくした。けど、今回藤乃はあまり関係なかったのね。もっと上手く絡めて来るかな、と思ったのだけれど。微熱狼少女のほうが好き。2013/02/08
しょうこ
0
えぐい描写もあるけど、嫌いではない。比喩表現が個性的で好きだな。三島先生の登場ににんまり。2015/01/24
さるたろ
0
女の恋人をもって心底良かったと感じるのは、その囁き声を聞いたときだ。それはドロップのように甘く、雲のように柔らかい。そして、水蜜桃のように芳しい。2012/08/03
まあい
0
なんともエグい一冊。よく分からないまま、心が激しく揺さぶられた。2012/11/29
逸
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ちょっとエグいけど、変わらず愉しい。