感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
5
春秋戦国+前漢の刺客の列伝。専諸、要離、予譲、聶政、荊軻+高漸離、戚桃(創作?)、傅介子です。最後の二人が前漢で、戚桃は劉邦の寵愛を受けた戚夫人の親族で呂后を暗殺しようとした話。個人的には呂后と北条政子って似てると思ってます。傅介子は出世のためなら何でもやる才子で桜蘭の国王暗殺をやってのけた男です。聶政とその姉はまさに義士・烈士です。姉の病弱設定はどこにいったのか。。。2022/07/14
洪七公
1
既読本1997/11/14
みけ
0
義士赴くところ~韓の厳仲子(ゲンチュウシ)が自分を罵倒した侠累(キョウルイ)を殺すための聶政(ジョウセイ)の話。成功する。易水去りて~親友の荊軻(ケイカ)の仇をとるため始皇帝を暗殺しようとした高漸離(コウゼンリ)の話。失敗する。漢宮の秋~漢の高祖劉邦の皇后呂后に自分の姉、戚夫人を殺され戚桃が暗殺しようとする。失敗。楼蘭を滅ぼした男~漢の武帝の時代、側近の霍光に近づき楼蘭を滅ぼした傅介子(フカイシ)の話。出世のため親友・親など殺害。2014/09/15
みけ
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魚腸剣(ギョチョウケン)~楚の伍員(ゴイン)のちの伍子胥がやとった専諸(センショ)の話。楚の平王に父を殺されその仇をうつため呉王僚を暗殺し光を即位させるため魚の口に剣を隠し専諸は僚を暗殺した。伍子胥は呉に楚を攻めさせた。勇士は還らず~呉王となった光を闔閭(コウリョ)と名乗っていたが暗殺した呉王僚の長子慶忌(ケイキ)の復讐を恐れていた。側近となっていた伍子胥は要離(ヨウリ)を薦め暗殺は成功した。己を知る者のために~晋の智伯の仇をとるための予譲の話。失敗に終わる。