内容説明
五稜郭戦争、西南戦争…あいつぐ戦役に山田顕義は用兵の才を発揮する。1年8ケ月の欧州視察の後は文明各国に比して恥じない法制の確立に志を得、のちに日本法律学校(日本大学前身)を創設するにいたる―。戦場にあっても漢詩・和歌を詠む文人であり、私欲に溺れぬ大局的な眼をもった山田顕義の人間像を通して、幕末明治の転換期に鮮やかな光をあてる歴史巨編。
五稜郭戦争、西南戦争…あいつぐ戦役に山田顕義は用兵の才を発揮する。1年8ケ月の欧州視察の後は文明各国に比して恥じない法制の確立に志を得、のちに日本法律学校(日本大学前身)を創設するにいたる―。戦場にあっても漢詩・和歌を詠む文人であり、私欲に溺れぬ大局的な眼をもった山田顕義の人間像を通して、幕末明治の転換期に鮮やかな光をあてる歴史巨編。