内容説明
昭和のはじめから敗戦まで、東京・池袋周辺にあった芸術家たちの集落。みんな貧乏で、酒好きで、女好きで、喧嘩っぱやく、絵を描くことのほかは、デタラメだった。誰もがフランスに恋焦がれて「池袋モンパルナス」と称して酔っていた。松本竣介、靉光、丸木位里、俊子、寺田政明、小熊秀雄、長谷川利行…たちがいた。彼らの鮮烈な生きようを、大宅賞受賞作家が描く長編ノンフィクション。
目次
第1部 花莟
第2部 繚乱
第3部 落花
感想・レビュー
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