集英社文庫<br> 雨鱒の川

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集英社文庫
雨鱒の川

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  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087482119
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

東北のとある寒村。母親ヒデと二人暮らしの小学三年生の心平は、川で魚を捕ることと絵を描くことにしか興味がない。そんな心平には心の通い合う少女小百合がいた。心平の絵が国際的な児童画展に入選し祝賀会の夜、母親は雪の中で死亡した―。十年後、十八歳になった心平は村に帰ってきた。小百合の家の造り酒屋に勤めるが、小百合に縁談が起きて…。幼なじみの透明な心を謳い上げた清冽な初恋小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiru

94
東北の豊かな自然のなかで育つ、淡い初恋の物語。 幼い頃に聴覚を失ったさゆりと、絵を描くことが好きな心平。 片言でも通じ合うふたりが微笑ましい。 東北の方言の会話は読みやすいとは言えなかったけど、小学生からはじまった初恋が無事完遂するのか、後半ははらはらしどうしで、いつのまにか惹きこまれていました。 もうひとりの主人公である、恋敵の英蔵の最後に下す男前な決断がとってもかっこいい。 さゆりと心平の、一番大切な人を諦めない心も素敵でした。★4 2018/09/18

takaC

59
東北弁難しすぎだ。8割ぐらい、何を言ってるのか一回読んだだけでは理解不能だった。2014/05/04

AICHAN

37
Kindle本。再読。絵を描くことと魚を獲ることしかできないサヴァンの少年と、聾唖の少女。ふたりは心で会話ができた。互いに互いを必要としていた。それゆえの壊れそうな結末。最初に読んだときは「ふたりに未来はない」と思ったが、何度も読んでいるうちに、ふたりにはこの選択肢しかなかったのだと思うようになった。今回の再読でその思いを深くした。2020/09/13

AICHAN

35
Kindle本。再読。ときどき無性に読みたくなる作品。サヴァンと思われる少年・心平と聾唖の少女・小百合の物語。互いが互いを何よりも必要としていた。ふたりでひとつ。離れられないわけがあった。離れてはいけない理由があった。そのことに気づいていたのは秀二郎爺っちゃ。そして最後には英蔵も気づいた。私がそのことに気づいたのは3度目の再読のときだ。3度目に気づいて、ラストシーンに「なるほど」とやっと大きく頷いた。それほど読み込まないと、ただの理想論的な軽い物語に感じられる。読むなら3度は読みたい。2021/05/21

piro

31
雨鱒は、大雨が降った後、山に棲む雄と海から遡上した雌が出逢い結婚するという。そんな雨鱒の様な、清らかでどこまでも真っ直ぐな初恋の物語でした。川で魚を獲る事と絵を描く事しか興味がない少年・心平と、耳が不自由な少女・小百合は、幼い頃からいつも一緒。恵まれない環境にありながらも、ひたすら自分が好きな事に打ち込む心平に悲壮感は無く、そんな心平の傍らで笑顔を絶やさない小百合の姿が眩しい。二人の純粋な心と東北の寒村の美しい自然が鮮烈。そして雨鱒と心平の微笑ましい交流にこちらもフッと笑顔になる、そんなお話でした。2022/02/06

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