内容説明
昭和40年代、テレビ界が夢に満ちあふれ、テレビに恋した男たちが、目を輝かせていた。関東テレビに入社した三田村庄市、芸能局配属になって3ヶ月。憧れのバラエティ番組のADになったものの、失敗ばかり、鉄拳と罵声がとびかった。しかし、とてつもなく満足だった。テレビを創る人間たちを、あたたかく描いた長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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2
450冊め。「学生時代は、読書に励みました(ニコッ)」「採用!(ニコッ)」むふ。『フィクションとノンフィクションの区別がつかなくなる。いや、正確に言えば、そんな区別なんかどうでもいいって連中が、社会に出てくることになる』(p170より)およそ40年前が舞台(刊行は27年前)。正直、テレビは面白くない。ドロップキックでのツッコミとか好きだったのに、とんと見かけない。ニコ動、ようつべのほうがずっと見てて楽しい。ただ、話題が共有できないのは寂しい。昔は、テレビが主体だったろうから。また景山民夫さんの本読みたい。2015/01/08
レコバ
1
TV業界のノスタルジーあふれる小説。2016/08/28
さるたろ
1
「それとも、俺にヤキがまわっちまったってことなのかな、これは」2015/02/24
カンパネルラ
1
テレビの世界を描いた小説なのだが、実在の人間と被せて考えてしまう。しかし、ドラマとしてどれも中々いいオチがあるのでフィクションであることは間違いない。なかなか泣かせる所も多い2005/10/04
サカナヘン
1
★★★★☆2009/03/12