内容説明
「おいしいってどういうこと?」。90年代はじめの東京で、食べることが大好きな著者が毎日のごはんのことについて真剣に考えました。家の料理と外の食事、ひとりのごはんとみんなでごはん。うわさのレストランや老舗の和食、大好きな買物や旅先でのおみやげの話。残念ながら閉店してしまったお店もありますが、これが大橋さんちのおいしいごはん。おいしいイラストレシピも大充実。
目次
1 おいしいってどういうこと
2 作る
3 おいしく食べるために
4 外の食事
5 体と食べもの
6 買物
7 台所とダイニングルーム
著者等紹介
大橋歩[オオハシアユミ]
1940年三重県生。多摩美術大学油絵科卒。「平凡パンチ」の表紙を七年余担当後、フリーのイラストレーターとして活躍。またエッセイストとしても数多くの著作がある。2002年より、季刊誌『Arne』編集人
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おくちゃん🌹柳緑花紅
59
大橋歩さんの「テーブルの上の幸せ」はとても良かったのですが、この作品は思っていたものとは少し違いました。タイトルは「おいしいおいしい」ですが美味しさが伝わらず残念。ただ台所や食器の章はとても参考になって真似したいものも多々ありました。我が家の食器棚を吟味してお気に入りだけにしよう。家族の人数、生活のスタイルも年々変わる。それに合わせて・・・。今はそのいい機会。お料理も色々だけれど、やっぱり母が作ってくれた素朴な家庭料理が一番美味しかったなぁとこの本を読んで感じたのは何故だろう?2014/06/26
橘
19
大橋さんのセンスを信頼しています。レシピを見て料理して、もっとこうしてみよう、と変えられるところが、料理下手なわたしからしたら、大橋さんすごいです。「出来るなら、ひとつずつ、きびしい好みの目を通して増やしていくのが理想でしょう。まあまあのところでそろえてしまわない方が、結果としてはよいもので生活が出来るようになるということもあります。」は身につけたい考え方です。2015/12/03
あるぱか
5
食べること、作ること、買うこと。食事にまつわるエッセイ集でした。言い方に引っかかることはありましたが、共感できることが沢山あって面白かったです。2020/12/29
keco
3
わかんない。ま、初読みさんなのであたりはずれは読むまでわからないので仕方ないけど。私的にだいぶはずれの作家さん。貧しい、慎ましい、謙虚、そう言う感覚がまるで違い過ぎてなんだかちょっと嫌味なかんじさえしてダメだった。倹しい、慎ましいって成城石井常連さんの感覚ってこれ?!みたいな。これで倹しいなら、庶民の生活はこの人にとってなんなんだろ。あと、イラストレーターなのか?知りませんが字が下手。これはわざと?2017/08/09
Муми
3
91年に単行本として出したものを2005年に文庫化したらしいが、古さを感じさせない。食べることが好きな作者が食事を楽しむこと生活を楽しむ事についてあれこれ書いていてどれもふむふむとなる。テーブルコーディネートについてのいくつかの話は、今の自分の関心事なので特に楽しかった。巻末のイラストレシピもとてもかわいい。2014/03/14