感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
21
1行目に石原慎太郎、7行目にドナルド・トランプの名前が出てくる。連載当時、前者は都知事で、後者は大統領になる15年も前の話。彼らが手を組んでも「日本でカシノ(カジノ)が公認されない理由」がすぐに解説される。なるほど。◉さておき、本書はギャンブル小説で…と思ったけど、それじゃ表現しきれない。無国籍で、ドキドキするような剥き出し/合意の略奪闘争が繰り広げられる物語ではあるけれど、国民国家、包摂、薬物、ギャングなど、フィクションとファクトを自在に飛びまわる面白小説である。あ、小説だ(高橋源一郎がそう評してる)。2025/03/01
gotomoon18
0
☆☆☆☆2016/04/21
川上
0
政治的発言がちょいちょいあったり、実話ナックルズ顔負けの闇組織の情報、赤裸々ドラッグ体験など、もちろん博奕が軸に有るんだけど、その脱線具合もいいスパイスになって賭人の世界観をよりリアルに描いている。 勝てば幸運、負ければ実力 浅田次郎のカッシーノなんて読むより、絶対にこっち、これがリアルだから2015/11/24




