出版社内容情報
思わずツッコミたくなる珍祭・奇祭が大集結。
日本には不思議なまつりがある! 尻振り祭り、うじ虫祭りなど、日本各地で今も脈々と息づくとんまな祭り=「とんまつり」をみうらじゅんが突撃レポート! これこそ、21世紀のディスカバージャパンだ! 文庫化にあたり、各祭りのデータがさらに充実。(解説・荒俣 宏)
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神様に会いに行こう本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スノーマン
29
ずっと地元に育ち住んでいる人にとっては慣れ親しんだ、当たり前の光景なのかな…。祭という名目で痛いくらいの醜態を許してる日本が好きになった気がする。エロ全開の祭もびっくりやけど、命綱なしで高い棒に登って逆立ちするカエルもすごかった。機会あればぜひとも見たい!2015/01/28
山口透析鉄
26
これも以前、図書館本で読みました。実際は単行本で読んだのだったかも知れません。 みうらじゅん氏のこういう本ってあまり有益?ではないのかも知れませんが、興味深い内容が出てきますので、割と読んでいます。 お祭りの起源とかってよく分からなかったりなので、結果的になんでこういうことになってるの?っていうのはかなりありそうです。 例にとってみうらじゅん氏の興味の赴くままに訪れていて、その好奇心等、好きです。
Nobuko Hashimoto
18
フィールドワークのテキストで紹介されていて。フフ、フフフフと笑いながら読む。各地のとんまな祭りを訪ね歩くシリーズ。途中でお腹いっぱいになったが読み切った。祭りは五穀豊穣を祈るものが多いので、性的なシンボルや行為がおおらかに、というか「どーかしてる!」(みうら氏の決め文句)というくらい讃えられている。地元滋賀の鍋冠祭りも、少女が主役で、見た目きれいそうな祭りなのだが由来に驚き。先日観た春画展でも思ったが、いやいや時代で価値観や道徳は変わるものだなぁ。荒俣宏氏の解説も面白い。2016/02/26
ジョニーウォーカー
17
天狗とお多福がステージでまぐわった後、くしゃくしゃに丸めた“拭くの紙(福の神)”を観客に投げつける、奈良県「おんだ祭り」。力士が見えない精霊と真剣勝負をくり広げる、愛媛県「抜き穂祭」の“一人相撲”など。はたから見たら明らかに「どーかしている」トンマな祭りを、みうらじゅんが現地ルポ。世界に奇祭は数あれど、これほど多様で、性にもあけすけな祭り文化ってじつは珍しいんじゃなかろうか。不思議アイランドJAPAN。この国に生まれてよかった――っ!!(山本高広 風)2009/07/17
駄目男
14
以前、この男の『やりにげ』という本を読んだことがあるが、文字通り内容は「やりにげ」で、まあ恥ずかしくもこんな本をよく書くものだと呆れてしまった。併し、調べてみるとかなりの量の本を出版している。今はどうか知らないが、いとうせいこうと仏像巡りみたいな番組を深夜にやっていたが、それは祖父の影響から趣味になったらしい。「とんまつり」とは、全国に伝わる奇祭を「とんまな祭り」と題し、それを縮小して「とんまつり」と、どうでもいいようなネーミングのことだ。併しこいつは好奇心旺盛で奇祭があると聞くと、2021/12/04