集英社文庫
生き方のコツ 死に方の選択

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087477030
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0195

内容説明

生者と死者がその世界を隔てる病院と寺院。しかし、現在、地域の人々と共に生きる姿を見つめ直している寺がある。やさしさに満ちた医療を、全ての人々が受けられるよう改善に取り組む病院がある。医者と僧侶がそれぞれ体験したさまざまな死を通して、“いのち”のいとおしさが見える―。“生”を大切に考えながら、“死”への旅を続ける為の、希望と勇気の往復書簡。

目次

信州の山あいの小さな街から
死に場所をさがす
死を受け入れる
「死をはげます」ということ
いのちの「長さ」と「質」
死が語りかけるもの
死に逝くいのちは誰のものか
レイテとチェルノブイリ
自分の番を生きる

著者等紹介

鎌田実[カマタミノル]
1948年東京都生。東京医科歯科大学医学部卒。74年諏訪中央病院赴任

高橋卓志[タカハシタクシ]
1948年長野県生。龍谷大学文学部卒。94年神宮寺住職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

蓮華

11
医者と僧侶が交互に死について書いていく。 終末をどう過ごすかを深く考えさせられる。 必ず死を迎えるのに死を受け止めるということ忘れがちになっている。 いつ死んでもおかしくないのに、命が続く気になってしまってる。 生き方を見直すキッカケになる良い本です。2019/07/23

まゆり

9
よく生きて、納得して寿命に従って死のうと思った。ただ、いざ、自分や家族が死か生を選ぶ立場になると、頭では苦しませたくないとわかってても、どうしても死なせたくない死にたくないと思うのも現実でして。。患者のQOLくらいに家族のそれについての考えや思いをもう少し読みたかったかも。2014/11/29

壱萬参仟縁

4
憎まれっ子世に憚る。これでは困るが、実際、そんな感じだな。それで、評者はピンピンコロリや、頑張らない の鎌田先生に共感する。頑張っているね、でいいではないか。家で死にたいというリビングウィル=人間の根源を充たすにはどうすべきか(67ページ)。グリーフワーク(悲嘆の支え86ページ~)。183ページにあるうなぎ屋は食べてみたいな。ヒューマンの語源は謙虚、フムスで限界を知る(223ページ)。適当な時期に、それほど苦しむことなく、あの世に逝くがいいと思える。現世には何の悔いもない。そんな生き様であったと言いたい。2013/01/30

ゆりまるこ

0
いのちのバトンを受けついで、いま、ここに自分の番を生きているということ。「途中」をゆったり感じながら生きていきたい。2014/11/20

みなず

0
「インフォームドチョイス」に涙。私も、私にとっては当たり前のことを、自分でやりたい。「帰ってこない旅に、淡々と私は出かけよう」その日まで。2012/06/03

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