内容説明
三方を海に囲まれ、一日に二度、満潮時には海に沈む“芥町”。底辺の人間だけが住むこの町に、実は莫大な財宝が埋められているという噂があった。関東郡代の手下、波田剛蔵は弥介を誘ってこの宝を手に入れようと画策するが…人間の欲望の裏に潜む巨悪の影に気づき、己の剣のほかに頼るものがないことを改めて知った弥介は、「人斬り」の道に目覚めた。
著者等紹介
宮里洸[ミヤザトコウ]
1971年、東京都町田市生まれ。中央大学法学部卒。会社勤務の傍ら、別名義で文庫解説などを手掛ける。峰隆一郎氏の遺作『甲州金 新・人斬り弥介』を書き継ぎ、作家デビュー。本格的な創作活動に入る
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