内容説明
1191年初秋。アッカを占領した第三次十字軍は聖都イェルサレムを目指して、イスラム世界を蹂躪しつつ進軍を続けていた。そして、要衝の城市ヤーファをめぐって両軍は激突し、ついにリチャード獅子心王の軍勢が王者サラディン本隊に肉迫する。サラディン危うし―。このイスラム軍の危機を回避すべく、ヴァレリーは捨て身の作戦に打って出るのだが…。手に汗握る超大型歴史エンタテインメント第二弾。
著者等紹介
定金伸治[サダカネシンジ]
71年大阪府生まれ。京大大学院工学研究科修士課程修了。91年「ジハード」で第1回ジャンプ小説・NF大賞に入選しデビュー。11年にわたる長期シリーズとして人気を博す
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たろ☆
1
再読。新たなキャラが登場し、物語は大きな転換点を迎えた感あり。2016/09/05
k_samukawa
1
ロビン・フッドさん出てきたー。2013/06/20
千木良
1
内容は面白い。惜しむらくは文章力、というか文体の力というか、なんか翻訳された文章を読んでいるような錯覚に陥りそうな表現や、言い回しが気になる。まぁ、解説の文体はもっと気になるのだが…。2012/11/16
ペタル
0
今回は防戦が多く、ヴァレリー一派内で其々が葛藤したり、仲間との距離を計ったりとドラマチックな展開はなかったけど、ロビン・フッドやヴァレリーの兄(!?)が登場したりと、今後の展開に期待したくなる要素がいくつか登場しました。話が進むにつれて、エルシードのツンツンしながらもヴァレリーが好きでたまらないという態度が顕著になり、これもこの先が楽しみです。2013/04/25
黄木 漆
0
こう、地味な感じの作戦ばかりをメインキャラクターたちが担っているところがよい。徴兵即指揮官しかも、最前線みたいなのはちょっとうんざり。たただ、ヴァレリー以外の人物たちの描写があっさり。もう少し掘り下げて欲しいなってところもあったり。アリエノールが小娘すぎてちょっとびっくり。初めて登場したときの凛々しさはどこへやら。男性はこういうのに萌えるのでしょうか。女性キャラはみんな一癖ありますけどね。ラスカリス頑張って。3巻以降発見できるよう祈ってます。2012/11/24