内容説明
口から入る飲食物、つまり入口の問題は食文化として大いに発達してきた。しかし、人間が一本の管だとすれば、出る方はどうなのか?!あまりに冷遇されていないか!!フン慨して、年齢も職業も違う面々が、出口問題研究会を発足させた。トイレや糞尿に多大の関心を持つ会員たちが、誰はばかることなく活動を開始。コアラの糞を食べたり、皇女和宮の使用した便所を見学したり…。出口問題研究会の仰天活動レポート。
目次
1章 はばかりながら出口問題研究会発足する
2章 出問研事務局長、コアラのウンコを食べた!!
3章 出問研会長、秋田に飛ぶ
4章 出問研会長、今度は名古屋に飛ぶ
5章 出問研会長、日本トイレ協会に殴り込み
6章 出問研会篝火狂言と砂雪隠見学と、なぜか紙おむつ
7章 出問研発足一年間を総括すれば
著者等紹介
浅利佳一郎[アサリケイイチロウ]
1940年10月秋田県生れ。中央大学中退。東京都清掃局のアルバイト等を経て、79年「いつの間にか・写し絵」でオール読物推理小説新人賞を受賞し、作家となる
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