内容説明
忘れてしまいたい恋もある。胸にしまっておきたい愛もある。なつかしさと、ほろ苦さと、悔いと、いとおしさ、すべてがない交ぜの「昔の恋人」十数年ぶりの電話をきっかけに、かつての恋人との再会をはたす表題作の他、著者自身の体験を色濃く反映した傑作全4編。通り過ぎてきた季節を振りかえれば、甘く美しいだけではない思い出が多くて。苦みのきいた大人の恋物語。
著者等紹介
藤堂志津子[トウドウシズコ]
1949年、札幌生まれ。一九歳で処女詩集「砂の憧憬」を刊行。その後、小説「マドンナのごとく」で北海道新聞文学賞受賞。89年に「熟れてゆく夏」で第百回直木賞、01年「ソング・オブ・サンデー」で島清恋愛文学賞受賞
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