内容説明
九四五年夏、都に物の怪が跋扈し、宮中は騒然となった。陰陽寮の天文学生・安倍晴明だけは、師匠の徐福が自分を呼んでいる証と察知し、紀伊へと向かう。そこには、滅ぼされた平将門一門の怨霊による新皇即位の謀略がめぐらされていた。晴明は国を護る為、魂魄の調和をはかる秘術を行うが…。晴明研究家が描く書き下ろし陰陽道小説。
著者等紹介
祖笛翠[ソブエミドリ]
陰陽道研究家。平安時代に活躍した陰陽師・安倍晴明の占いを現代によみがえらせ、晴明占いのブームを創った。99年に出版した「安倍晴明占い」が注目を集め、晴明が駆使した数々の占いを各種メディアに発表
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