内容説明
日本人を父に朝鮮人を母にもって生まれ、孤児となった娘ハナ。世界大戦の動乱のなか、民族の荒波に翻弄され、満州、朝鮮、樺太、シベリア、へと流されていく。常に命の危険を伴う過酷な状況下で、看護婦として健気に生きたひとりの女性。その壮絶な生涯を描き、歴史に光をあてた渾身のノンフィクション。
目次
第1部 遠い記憶
第2部 赤い国への片道切符
第3部 シベリアの檻の中にて
第4部 家族の絆
第5部 魂の叫び
著者等紹介
佐々木良江[ササキヨシエ]
1935年愛媛県生まれ。伊予三島高校卒。ソ連プラント建設に参加した夫と共に、72年より三年間中央ロシアで暮らす。75年から77年まではアゼルバイジャンに滞在するなど、民族の坩堝ユーラシアを実感
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