内容説明
探偵・浅生、32歳、元商社マン。時として、身体を張って調査をすることもある。時々部屋に泊まりに来る女。彼女は浅生が街に詩を書いている、と言う。どこか心に洞を抱え、心の飢餓感を扱いかねている。そんな人々を放置できないだけなのだ。暴力と叙情を内に秘め、緊迫した文体で綴る。都会に生きる男と女の心の皸を直視するハードボイルドの名編。浅生シリーズ第2作。
著者等紹介
北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒。81年「弔鐘はるかなり」でデビュー。83年「眠りなき夜」で吉川英治文学新人賞を、91年「破軍の星」で柴田錬三郎賞を受賞
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感想・レビュー
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たーくん
4
再読→→→探偵・浅生、32歳、元商社マン。時として、身体を張って調査をすることもある。時々部屋に泊まりに来る女。彼女は浅生が街に詩を書いている、と言う。どこか心に洞を抱え、心の飢餓感を扱いかねている。そんな人々を放置できないだけなのだ。暴力と叙情を内に秘め、緊迫した文体で綴る。都会に生きる男と女の心の皸を直視するハードボイルドの名編。浅生シリーズ第2作。2023/02/09
けん504
3
久々の北方文学。贅肉を排した簡潔な文章と、スピード感に溢れた格闘描写がもたらすリアリティーは相変わらず。2016/01/08
ツカモトカネユキ
2
探偵・浅生シリーズの二本目。読み終わったあとに二本目と知りましたが、一話完結なのでサクサク読めます。1998年の作品なので20年前の古さをそれほど感じさせません。80年代の作品と違って、割とおとなしくその分リアリティがあります。それでも、なにかゴールがないような感じで淡々と進む様はどこが終着点か分かりません。サラッと気軽に読むのに良いかと思います。2019/09/14
HARU3
0
昔はよく読んだ北方謙三のハードボイルドもの。今では暴力シーンについていけない。★★★☆☆2012/06/21
tai65
0
星4つ2012/01/02
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