内容説明
「プラハの春」から半年後。外交官・堀江亮介は、初恋の人「リョウ」への想いから失語症になったシルビアと再会。言葉を取り戻した少女を「もう逢えない」と突き放す。帰国後結婚した亮介だが、五年後シルビアの住むDDRへ赴任することに―。一方、ソ連崩壊を予測する秘密報告をめぐり東西両陣営では様々な憶測が飛び交っていた。東独を舞台にした国際政治サスペンス、哀切なラブロマンス。
著者等紹介
春江一也[ハルエカズヤ]
1962年外務省入省。68年チェコスロバキア日本国大使館に在勤中「プラハの春」の民主化運動に遭遇。ワルシャワ条約軍侵攻の第一報を打電する。その後在東ドイツ大使館、在ベルリン総領事館、在ジンバブエ大使館、在ダバオ総領事館に在勤。在外務当時の体験を基にした『プラハの春』でデビュー、反響を呼ぶ
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感想・レビュー
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優希
39
国際政治ラブサスペンスなのですね。難しい要素が辛かったです。純粋な恋愛小説ではないけれど哀切を感じました。下巻も読みます。2023/02/17
あちゃくん
16
東欧の社会情勢の部分は興味深く読めたけど、恋愛部分はいまいち入り込めず。これからどうなるのか、下巻に期待。2014/04/03
藤枝梅安
9
「プラハの春」に続く、東欧を扱った小説。 チェコスロヴァキア大使館から本省勤務となった堀江は帰国直前に、訣別の決意をもってシルビアと再会する。 帰国後投げやりな気持ちのまま結婚するが家庭生活が上手くいくはずもなく KGB捜査官の尾行を受け、ささくれだった気持ちのまま生活を続けていた。 ◆一方、病の癒えた後、モデルを目指していたシルビアだったが、 激動の時代に翻弄されるようにモデルへの夢が閉ざされ、外務省職員として採用される。2010/07/18
ムー
7
激動のDDRへ再度赴任して暗殺や罠の中シルビアとの苦しい愛が何とも感動を呼ぶ。最高に好物な作品である。2018/11/05
nishiyan
7
最愛の人を失った外交官堀江亮介とその遺児シルビアを軸に東西冷戦期の謀略戦をも描く国際ラブロマンス。前作で最愛の人カテリーナを失った亮介は日々の仕事に忙殺されながらも、東側を揺さぶる大きな陰謀に巻き込まれていくのだが、些かくたびれた感じ。シルビアはますますカテリーナに似てきて、亮介を食べてしまうかのよう(笑)。二人が再会するきっかけとなる日本とDDRの国交が結ばれるまでの流れを丁寧に追っている。まるで欧州の戦後史を復習するかのようだった。それにしてもシルビアは明日は一途なのだな。後半はどうなるか。2018/08/17
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