内容説明
父の遺志を継ぎ、故国コルテグアイの発展に尽力するダックス。その体から発散する野生のパワーは女たちを惹きつけ“世界最強のプレイボーイ外交官”の異名をとるほどに数多くの浮名を流す。利権を求めて群がる資本家。独裁者と化してゆく大統領。権力と富をめぐる闘争の中で、彼が得たものは―実在の人物をモデルに描き上げられた究極のエンターテインメント。
著者等紹介
落合信彦[オチアイノブヒコ]
混迷する世界情勢に熱い眼を向け、つねに現地に飛ぶことを信条とする国際ジャーナリスト、作家。代表作に『決定版2039年の真実』『ただ栄光のためでなく』『モサド、その真実』『そして帝国は消えた』など
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感想・レビュー
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実在の人物をモデルに描いた現代大河小説であることと、傑作であることは間違いないが、ラテンアメリカの風土がことごく日本人には合わないなぁ。2018/08/19
景雄(かげお)
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圧巻! 力技でねじ伏せられる。“読まずに死ねるか”の言を借りれば、死ぬ前に読めて良かった。必ずや、いつか再読。2011/10/07
光太郎
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面白かった。こんなにスケールの大きな話しだとは期待してなかったので、驚き、楽しんだ。2019/03/17
マーチャ
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やっぱり、事実というのは迫りくるものがある。こんなふうにいろんな権謀術数が渦巻き、それを成し遂げていることに改めて驚かされる。 時代の背景や各国の思惑も事実の重みを読む興味に変えてくれるのでさくさく読ませてもらいました。 もっと早くこの作家を知っておきたかった。2018/09/05