出版社内容情報
元彼と親友が結婚!? 悩める恋愛&結婚小説
失恋と同時に舞い込んだ結婚式の招待状。差出人は高校時代の親友と、自分の元彼。彼らはいつの間にそんなことに? 自分は心から祝福できるの? 結婚に迷う全ての女性に贈る恋愛小説。(解説/瀧井朝世)
内容説明
結婚を意識していた恋人と別れてしまった27歳の梨香は、哀しみのさなか、結婚式の招待状を受け取る。差出人は高校時代の彼氏と親友。二人が付き合っていたことを全く知らず、失恋との二重のショックに落ち込む梨香。さらに、当時の仲間たちと一緒に結婚祝いを贈ることになり…。迷いながら、揺れながら、幸せを手さぐりで追い求める女性の姿を丁寧に描く、胸ふるわせる長編恋愛小説。
著者等紹介
飛鳥井千砂[アスカイチサ]
1979年生まれ。愛知県出身。愛知淑徳大学文学部卒業。2005年『はるがいったら』で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
Ritzのざっくり本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
145
解説は瀧井朝世「封印していた思い出のブルー、今現在の憂鬱のブルー、やげて、澄み切った空のような、爽やかなブルーの光が輝く瞬間が訪れる。それが物理的な光景であると同時に、梨香の心の中をも表しているみたいだ」「そして、この小説を読んで、イタイ過去を思い出したり、わが身を振り返ったり、自分の結婚観をふと考えたりと、なにかしらの気づきを得た読者のみなさまにも 形はそれぞれだろうけれど 祝福がありますように」解説の言葉の伝言に同意するか、読者がこの伝言を著者の意向だと思うことに異論を唱えない。ナツイチ。2013/08/18
紫綺
86
単行本にて読了。文庫本はこんなこっぱずかしい装画なんだな。多感な少女から女性への成長を描いたラブストーリー・・・なのかな。2014/10/25
☆ゆう☆
74
当時、梨香は本当に謙治のことが好きだったんだろうなぁと思った。大好きだった気持ちを別れた時にきちんと消化せずに今日まで来てしまったから、モヤモヤするのかもしれない。長女の気質というか、素直になれなかったり、甘えられない性格は分からなくもないけれど、自分のだめな部分や弱い自分を認めてあげるのも大事なこと。高校時代の仲間達と結婚祝いを準備するうちに、きちんと落ち込んで、悲しみのどん底にたどり着けた梨香。彼女が少しずつ前に進んでいく姿は希望がもてる。過去があるから今の自分があるのは変わらない。(iBooks)2014/04/22
扉のこちら側
66
初読。恋人と別れた翌日に、元恋人と元親友からの結婚式の招待状を受けとるブルーな出だしから始まる。高校時代の仲間達と結婚祝いを準備するうちに、忘れようとしていた過去を振り返ることになる。高校時代の体育祭の描写が秀逸。2012/11/03
ひめか*
63
思い出っていいね。形あるものではなくても頭の中でずっと残っていて、それを共有できるその時々の仲間がいて…過去の自分も今の自分も全部”私”で、悲しいこと嬉しいこと苦しいこと様々な経験を積んでいく、それが生きていくってことだよね。恋愛関係の内容としては複雑で辛くて好みではないけれど、友情や仲間という面で見れば青春ぽくて良かった。当時の仲間と集まり当時と同じように一つになって協力し合う。素敵なことだなと思った。思い出を捨て去る、振り切ることは難しい。全部思い出として受け止めて未来に向かって生きるしかないと思う。2015/03/25
-
- 電子書籍
- 理想の彼と結婚する方法【分冊】 9巻 …
-
- 電子書籍
- 静かなるドン - 71巻




