集英社文庫<br> つるかめ助産院

個数:
電子版価格
¥440
  • 電子版あり

集英社文庫
つるかめ助産院

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月20日 14時13分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087468465
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

沖縄で見つめる命の奇跡の物語
家族を失い傷心のまりあは、南の島の助産院で居候生活を始める。何をするにも自信が持てない彼女だったが、島で出会った魅力的な人々に影響され、少しずつ自分の過去と向き合えるようになり…。

内容説明

夫が姿を消して傷心のまりあは、一人訪れた南の島で助産院長の鶴田亀子と出会い、予想外の妊娠を告げられる。家族の愛を知らずに育った彼女は新しい命を身ごもったことに戸惑うが、助産院で働くベトナム人のパクチー嬢や産婆のエミリー、旅人のサミーや妊婦の艶子さんなど、島の個性豊かな仲間と美しい海に囲まれ、少しずつ孤独だった過去と向き合うようになり―。命の誕生と再生の物語。

著者等紹介

小川糸[オガワイト]
1973年生まれ。2011年『食堂かたつむり』でイタリアのバンカレッラ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

482
読メの献本に応募して当選。もらったのが、この本です。いつまでも積読本にしておくと、当選しなかった人たちに申し訳ないので早々に読みました。本書は、南の島の助産院で主人公まりあが「産む」ことを通して生の意味をつかんでいく、いわばある種の成長物語である。舞台設定と助産婦の亀子の造形は、この物語に大きな成功をもたらしていると言えるだろう。ただし、個々の人物像の造形は、その概ねがステレオタイプの範疇に収まっており、自由に飛翔しえなかったのは残念である。エンディングも必然性に乏しく、いかにも甘過ぎだろう。2012/10/12

さてさて

399
『つるかめ助産院を世界一快適にしたい』、それは『お母さん達のためっていうよりは、この子供達の未来のため』と語る先生。そんな先生が作っていく『つるかめ助産院』。生命の神秘に驚くとともに、その誕生を支える人々の優しさをとても感じたこの作品。新しい生命が誕生するたびに胸が熱くなり、思わず涙してしまったその読書。『生まれてきてくれて、どうもありがとう』、そして『私を母親に選んでくれてありがとう』という母親の不変の思い。この作品を超えて溢れ出てくるそのあたたかい感情に心から幸せを感じた、そんな素晴らしい作品でした。2021/02/19

zero1

381
【育む人】と出産の奇跡。この作品を【荒唐無稽】と呼ぶか、生命誕生の物語として共感するか。読者は二つに分けられる。夫が失踪し、思い出のある南の島に来たまりあ。助産婦から妊娠だと告げられる。先生、パクチー嬢、艶子など登場人物たちには傷がある。それらの人たちが交わることで化学変化が生じる。助産院の開業経緯については「かもめ食堂」を思い出した。食べる場面は流石「食堂かたつむり」の作者。小川は出産経験なくこの作品を書いた。【妊婦はバカになれ】や時間を置いてへその緒を切るのは勉強になった。男こそ読むべきかもしれない。2019/10/14

Atsushi

300
「捨て子」という悲しい生い立ちの主人公「まりあ」。夫に失踪され傷心のまま、訪れた南の島で妊娠が発覚。優しい周りの人たちに支えられ「つるかめ助産院」にて無事出産。里親の安西夫妻からの手紙に綴られた思いと届けられた産着は何とも切なかった。ラストで失踪していた夫が突然登場するのには大きな違和感あり。自分にも二人の子どもがいるが、無事産んでくれた家内に改めて感謝せねばと思った。2017/06/29

SJW

252
夫が姿を消して、まりあは想い出の地の南の島を一人で訪ねる。そこで助産院長の鶴田亀子に偶然出会い、妊娠していることを告げられる。全てを亡くして絶望にくれるまりあを島の心の暖かい人たちに囲まれて、徐々に苦しみから幸せを感じて再生して行くドラマ。つるかめ先生はどうしても余貴美子の顔が浮かんでしまう。「半分、青い。」のせいかもしれない。養護施設で育ったまりあは里親ともうまくいかなかったが、妊娠して母親になることにより様々な人々の辛さや痛みを理解できるようになり、感謝と幸福を徐々に感じるようになる姿には(続く)2018/08/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5105378
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。