出版社内容情報
笑いと涙の下町ラブ&ピース小説、第5弾!
ページが増える百物語の和とじ本、置き去りにされた猫の本…。下町の老舗古書店“東京バンドワゴン"に舞い込む古本と謎を、ワケあり大家族・堀田家が解決! 大人気シリーズ第5弾。(解説/狩野大樹)
内容説明
東京、下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」を営む堀田家は、今は珍しき四世代の大家族。店には色々な古本が持ち込まれ、堀田家の面々はまたしても、ご近所さんともども謎の事件に巻き込まれる。ページが増える百物語の和とじ本に、店の前に置き去りにされた捨て猫ならぬ猫の本。そして、いつもふらふらとしている我南人にも、ある変化が…。ますます賑やかになった大人気シリーズ、第5弾。
著者等紹介
小路幸也[ショウジユキヤ]
北海道生まれ。広告制作会社退社後、執筆活動へ。『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
458
シリーズの第5巻目。4巻からは1年ぶりくらいに読んだが、今回またまた登場人物が増えている。たまたまこの巻から手に取った人は、あまりの多人数に困惑するだろう。馴染みの読者でさえ、時にはアレ?これは誰だったかなと冒頭の「登場人物相関図」を見たりするくらいなのだから。しかも続巻ではさらに増えそうな気配だ。このシリーズは、いわば愛読者たちのバンドワゴンLOVEに支えられて存続しているのだ。今回は我南人の出番が多かったような。世界のロッカー我南人とM資金などと、いつになく大ぶろしきの巻。2017/05/27
starbro
336
♡東京バンドワゴンシリーズ完読プロジェクト!https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11307678?sort=book_count&order=desc 第八弾は、第五巻オール・マイ・ラビング です。本巻が現時点でのマイベスト。我南人のモデルは[忌野清志郎≒堀田我南人] ⇒[愛しあってるかい?≒LOVEだねぇ]と確信しました!オール・マイ・ラビング ♪ https://www.youtube.com/watch?v=uyAAHpkJMc4 続いて第六巻へ2018/08/29
SJW
263
東京バンドワゴンシリーズの第五作目。とにかく大家族で登場人物が多いので、久々に読むと名前を忘れている。最初の10ページを家族の紹介に費やしているのは、久々に読む人、途中から読む人にとても助かる。今回も春夏秋冬の4編からなり、古書の日常ミステリー、謎の事件、恋のエピソード、我南人に降りかかる病気など、いつものように賑やかで楽しそうな大家族の団欒、問題解決、謎解きが描かれていて、笑ったり、涙ぐんだりとこちらもとても忙しかった。今回の曲はジョン・レノンの Happy Christmas, ビートルズの(続く)2018/06/01
射手座の天使あきちゃん
255
シリーズ第5作 あぁ、いいなぁ あんな賑やかな朝の食卓についてみたですぅ <(^_^; それにしても今回のお話、えっ いいの? 紫式部の「源氏物語」自筆の清書本ですよぉ んなの有ったら国宝ですぞ!(爆) そして我南人はワールドツアーへ・・・ すごいですねぇ、流石は「東京バンドワゴン」 どこまで広がっていくのか、次読みま~す!! (^_^)v2012/09/24
hiro
225
シリーズ第5弾。いつものように夏・秋・冬・春にそれぞれ事件が起こるが、「登場人物相関図」を見れば分かるように、登場人物が増え、そして藤島ハウスもでき、バンドワゴンの周りにみんな集まり、日常の謎解きよりホームドラマ色がより強くなってきた感じがした。そして、第一弾からの謎だった紺が大学を辞めた理由も明らかになった。いつもながら、この平成の大家族の雰囲気が読んでいてたいへん心地良い。やっぱりこのシリーズはLOVEだねぇ。 では、第七弾のレディ・マドンナまで続けて読んで、バンドワゴンをコンプリートしましょうかね。2012/04/27