出版社内容情報
大島渚を介護しながら、楽しく丁寧に生きる
夫の発病に妻として無力を感じ、うつ病に。どん底から回復して、要介護の夫と楽しい日々を得るまでを赤裸々に描く。夫婦の絆、愛情の深さに感動のエッセイ集。(解説/大島 武)
内容説明
1996年ロンドンで、映画監督の夫・大島渚が脳出血を起こす。妻として、すぐに駆けつけたい思いは、マスコミ対策のため阻まれた。何も出来ないことを悔やみ自らを責め、うつ状態に。それでも、どん底から這い上がり、女優を休業して、介護に専念。やがて、夫は『御法度』を完成させるまで奇跡的に回復したが…。十数年に及ぶ、闘病、介護の現実を赤裸々に綴る。寄り添い生きる姿が共感を呼ぶエッセイ集。
目次
第1章 倒れた夫、壊れていく私
第2章 二人三脚でのリハビリ
第3章 再び追いつめられて
第4章 戻ってきた幸せ
第5章 生と死の狭間で
第6章 マイナスからの再出発
第7章 共倒れしない介護の秘訣
第8章 「夫婦」を楽しみ、「今」を生きる
著者等紹介
小山明子[コヤマアキコ]
1935年千葉県生まれ。大谷学園在学中、スカウトされ松竹入社。55年『ママ横をむいてて』に主演し、映画デビュー。60年、映画監督の大島渚と結婚、翌年松竹を退社し、フリーに。テレビ、舞台でも活躍。96年に夫が脳溢血で倒れてからは、女優業を休業して、介護に専念。そのかたわら、介護体験に関する講演活動や執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 読みきかせで育つ生きる力