集英社文庫<br> 科学の扉をノックする

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集英社文庫
科学の扉をノックする

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087466744
  • NDC分類 404
  • Cコード C0195

出版社内容情報

科学の世界はこんなに不思議で面白い
宇宙のはじまりとは何か。鉱物はどうやってできたのか。DNAと遺伝子の違いは? 著者がその道のスペシャリストたちとの対話の中で科学の不思議と面白さを発見する、科学入門エッセイ。

内容説明

宇宙のはじまりはカップからこぼれたコーヒー?人間が豚を食べられるのは遺伝子のおかげ?作家、小川洋子が様々な分野で活躍する科学のスペシャリスト7人にインタビュー。科学の不思議を解き明かすため、日々研究に打ち込むひとびとの真摯な姿に迫る。そこから見えてきた興味深い成果の数々とは。ふとした疑問から巨大な謎まで、科学に関するあなたの『?』を解決する珠玉の入門書。

目次

1章 宇宙を知ることは自分を知ること―渡部潤一と国立天文台にて
2章 鉱物は大地の芸術家―堀秀道と鉱物科学研究所にて
3章 命の源“サムシング・グレート”―村上和雄と山の上ホテルにて
4章 微小な世界を映し出す巨大な目―古宮聰とスプリングエイトにて
5章 人間味あふれる愛すべき生物、粘菌―竹内郁夫と竹内邸にて
6章 平等に生命をいとおしむ学問“遺体科学”―遠藤秀紀と国立科学博物館分館にて
7章 肉体と感覚、この矛盾に挑む―続木敏之と甲子園球場にて

著者等紹介

小川洋子[オガワヨウコ]
1962年、岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。88年、「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞受賞。91年、「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年、『博士の愛した数式』で読売文学賞と第1回本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で鏡境花文学賞受賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。海外で翻訳された作品も多く、『薬指の標本』はフランスで映画化されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

242
宇宙、遺伝子、動物遺体やスポーツまで、作家の好奇心が科学の扉をノックし、その世界の第一人者の話を聴く。そこで感じた素直な感想や疑問が小川先生の感受性フィルターを通ると何とも素敵な説明に。分野第一人者の頭脳が、言葉を紡ぐ第一人者の筆を通ると、かくもわかりやすくなるものか!興味や疑問を解決するまさに最強タッグ!小説とは違う著者の美しい一言一言を堪能できる贅沢❗小川ワードを満喫しながら一緒に科学の世界も覗き見る、まさに珠玉の体験でした❗検索しながら読んだ。1番のお気に入りはやたら健気で可愛い『粘箘』です‼️🙇2018/12/22

mae.dat

221
小川さん。鞄持ち致しましたのに。科学の扉、奥の方は知らないですけど、入り口の方は開放されているんですよ。そして科学の知識は、想像の翼を大きく広げるのにとても役に立つのですのよ。SFはその顕著な例かも知れませんが、それだけじゃないのよ。それは小川さんが本書で実践されて居ますので。もっと多くの人々が自由にノックする世になると良いですね。せんせー方々から、良いお言葉頂きました。取り分けお気に入りは、DNAの村上せんせーの「笑いは副作用のない薬」、遺体科学の遠藤せんせーの「動物の遺体を『無目的』に収集する」です。2022/01/05

ムッネニーク

171
73冊目『科学の扉をノックする』(小川洋子 著、2011年3月、集英社) 作家・小川洋子が科学のスペシャリストたち7人にインタビューをし、それを纏めた一冊。 ジャンルは天文学や鉱物学、生物学、スポーツ科学など幅広いが、いずれも専門的な内容ではないため、全くの門外漢でも問題なく読むことが出来る。 小川洋子らしい柔らかな文章で書かれており、一つ一つのインタビューはまるで物語のようなユニークさ。 科学に興味がなくても十分に楽しめる。 「私は今日ほど安らかな気持で、死の話に耳を傾けたことはなかった」2022/12/15

ヴェネツィア

154
小川洋子さんは、子どもの頃から科学記事が一番好きだったそうだ。本書はそんな彼女が、自然科学の最先端の学者たちのもとを訪問して話を聞くという内容。これを読むと、彼女の知的好奇心と、十分に開かれた感性や想像力のあり方がよくわかる。「ヒトゲノムの組み合わせが4の30億乗の可能性があって、その中からたった1種類選ばれた」のが人間だ、というところなど、まさしく「奇跡」が現前する思いになる。また、著者がタイガースの試合をテレビで観戦する時に、バランスボールに乗って自らに苦役を与えながら見るというのも微笑ましい。2012/11/29

KAZOO

151
小川さんは化学的なものに結構興味がありそうな感じですね。以前にも工場見学の話を読んだことがありますが、今回はさまざまな科学者などを訪ねて行ってその専門家の知識を披露させてくれます。宇宙から始まり最後は阪神タイガースのトレーニングコーチの話です。非常にわかりやすい話で小川さんも聞きだすのが上手ということなのでしょう。楽しめました。2024/07/14

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