内容説明
気侭な探偵・頚城悦夫のもとに舞い込んだ、謎に満ちた美女からの依頼。それは「天使の演習」と呼ばれる古い美術品を、彼女の母のために取り戻すことだった。頚城は「天使の演習」の在処を探ろうと、引退した大物タレントに近づく。だが、彼は世界的に有名な伝説の殺し屋“ゾラ”に命を狙われていて…!?洒脱でスリリング、ちょっぴりほろ苦い新感覚のハードボイルド。
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
1957年生まれ。作家。工学博士。某国立大学工学部建築学科助教授の傍ら、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー。以後、次々と作品を発表し、人気作家としての不動の地位を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
94
2010/8/21 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2017/10/31〜11/2 森さんの単発もの。とは言え、しっかりと森作品らしいキャラクターがたくさん登場。とても切ない物語だった。続編はあるのだろうか。2017/11/02
yu
58
Kindleにて読了。 出ました!『エンジェル・マヌーヴァ』 黒猫の三角から、もう一回読み直したくなってきた。 森作品の中ではかなりの読みやすさで、これだけ読んでも十分なのでは?と思えるほど。『エンジェル・マヌーヴァ』について知りたければ、Vシリーズを。2016/08/15
あこ
36
思わぬところで繋がってたり繋がってなかったり2016/05/07
夢道場
36
図書館で「暗闇・キッス・それだけで」を借りたらこちらの続編とのことで読みました。ハードボイルドだったんですね、ハードボイルドのお約束か主人公がモテモテ、そして女性陣は魅力的、会話は軽妙洒脱。続けて「暗闇・キッス・それだけで」にいきます。2015/02/20
coco夏ko10角
34
完全にノンシリーズだと思ってたので登場人物一覧でS&Mシリーズに登場したあの人の名前があってびっくり。実は気になってた人だから嬉しい。それにあの「天使の演習」も出てきてどうなっていくのかワクワクして読んだ。頸城さん視点でのこの世界の話をもっと読んでみたいなぁ。2014/10/27