内容説明
瓦解寸前の徳川幕府にあって、初の遣米使節として近代化の実態を学び、その後外国奉行・勘定奉行などを歴任。軍政改革や横須賀製鉄所の設立、商社組織の確立で、近代日本の礎を築いた小栗上野介忠順。「小栗が沈めば勝が浮かぶ。勝が転べば小栗が起つ」と世に言われ、勝海舟とは政事の方向性の中で常にライバル関係にあった。幕臣として義に殉じ、遂には謀殺された英傑の生涯を描ききる傑作歴史小説。
著者等紹介
岳真也[ガクシンヤ]
1947年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。学生作家としてデビューし、著作は100冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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