内容説明
大御所・徳川秀忠の囲碁指南役である佐竹藩士の戸沢小十郎はホラ吹き、酒好き、異端者。大御所薨去をきっかけに、因縁の私怨を晴らそうと将軍家光の手がのびる。藩士の身分を捨てて牢人となった小十郎はすべての後ろ盾を自ら断ち、売られた喧嘩を買って出た。たった一人の小十郎は将軍家とどう戦うのか?家光・柳生との戦いに、くの一・揚羽党、沢庵和尚が絡み、「花の小十郎」が風となる。
著者等紹介
花家圭太郎[ハナヤケイタロウ]
1946年秋田県生まれ。明治大学文学部仏文科卒業。フリーライターとして活躍後、ユニークなキャラクター戸沢小十郎を造り、98年『暴れ影法師』で時代小説作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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