内容説明
「知恵伊豆」こと松平伊豆守は将軍・徳川家光に重用されたが、紀伊大納言徳川頼宣はそれに反抗、幕閣と対立していた、また、浪人取締りに不満を抱いた由比正雪も、ひそかに幕政の変革を企てる。折しも、反乱に揺れる隣国の明からは、日本の援軍を求める密使が来日。それを知った正雪は遠大な構想を立てた…。服部と根来の忍者合戦、剣豪同士の立ち会いなど面白さ満載のエンタテインメント長編。
著者等紹介
柴田錬三郎[シバタレンザブロウ]
1917~78年。岡山県生まれ。本姓斎藤。慶應義塾大学文学部卒。在学中『三田文学』に処女作「十円紙幣」を発表。戦後、編集者生活を経て、51年『イエスの裔』で第26回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旗本多忙
11
駿河大納言忠長に乱心ありと、家光の命で松平伊豆と柳生十兵衛が駿府に赴くのが、その話は、その程度ですぐ終わる。三国とは家光の江戸、忠長の駿河、紀伊頼宣といったところかな。旗本水野率いる白柄組の奴と、由比弥五郎、丸橋忠弥らの張孔堂との紛争、そして家光を亡きものに、松平伊豆を暗殺せんと、紀州忍び根来幻幽斉と伊賀服部忍者の戦い、柳生但馬守など伊豆派が暗躍する。由比正雪の乱が、某は見たかったなあ。格調高きシバレンの傑作。2017/05/14
Kira
9
図書館本。徳川家光に重用された松平伊豆守をめぐる陰謀に、服部と根来忍者がからむ物語。忍者合戦、旗本奴と町奴の確執、剣豪同士の立合いなど、面白さがてんこ盛り。歴史小説でもあり、伝奇要素も味わえる。由比正雪について少し知ることができてよかった。2021/11/09
シン
8
今年最後の読了作品。「徳川三国志」というタイトルからもっと壮大な展開を期待していたが、なんか期待はずれ。三国は幕府、紀伊、豊臣のことを指すのでしょうか?そこらへんも何かハッキリせず、よくわからなかった。2014/12/30
フク
5
知恵伊豆こと松平信綱が主人公とあれば読むしかあるまい。初めての柴錬、歴史小説かと思っていたが、限りなく時代小説寄りに思う。2018/10/07
パーやん
3
久しぶりに読みました、柴田錬三郎。松平伊豆守信綱が十兵衛三厳と服部一夢斎と共に家光を助け、由井正雪、紀州頼宣と戦う。家光は"困ったちゃん"と描かれてるので、徳川...って云うより、全く伊豆守が主人公のお話。多少、古臭さを感じましたがまだまだ読めますねぇ...活字が小さかった性じゃないよ💦。2019/05/19
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