内容説明
宿題、勉強ああ嫌だ…机にむかうフリをしながら現実逃避のためにページを繰った少年は、いつの間にか物語の主人公として大海原にこぎだすはめに。そこは奇妙でハチャメチャな別世界。元の世界に戻るためには、物語の中を逃げ続ける作者を捕まえなければ!退屈な日常をがらりと変える豊かな空想の世界。大人から子どもまで、読み始めたらとまらない奇想天外なファンタジーが新装版で復刊。
著者等紹介
北杜夫[キタモリオ]
1927年5月1日東京生まれ。斎藤茂吉の次男で本名は斎藤宗吉。東北大学医学部卒。処女作は『百蛾譜』。60年『どくとるマンボウ航海記』を発表し、一躍人気作家となる。同年に「夜と霧の隅で」第43回芥川賞受賞、『楡家の人びと』で第18回毎日出版文化賞、『輝ける碧き空の下で』で第18回日本文学大賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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