内容説明
元刑事の春日は、自称「透視捜査官」千石健志郎がテレビの番組でコールドケース(=未解決事件)を超能力で解明する様子を見て愕然とした。彼こそ30年前に女性焼死事件の容疑者として春日が逮捕を目指していた男だったからだ。一方、ノンフィクション作家の長谷川美枝子も千石の透視捜査に疑念を抱く。元刑事の執念は時効成立となった迷宮入り事件の真実にたどり着くか?本格心理ミステリー。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年東京都生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送、扶桑社勤務を経て、90年推理作家に転向。氷室想介、志垣警部などの人気キャラを擁したミステリーや、ホラーなど多彩(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
53
2009/5/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2014/7/10〜7/12 吉村さん得意の心理描写が中心のミステリ。テレビで驚異的な透視能力を発揮してコールドケースを解決した「透視捜査官 千石健志郎」。彼の過去には隠された謎があった、という吉村さんらしい設定。いつもながら、軽く読めて楽しめる作品。 吉村さんは既に亡くなられてしまったので、あと何作読めるのかなぁ。2014/07/12
coco夏ko10角
26
透視捜査官・千石がテレビ番組で何度かコールドケース(未解決事件)を解決に導いた、能力は本物かそうでないならなぜ事件のことを知っているのか…。色んな人がけっこうペラペラ喋ってくれてスムーズすぎるような。テレビ番組のこと、三十年前の事件こと、面白かったけど何か物足りない。2020/08/23
minione
6
[E]★★★☆☆ #book 透視捜査官の番組で本物の死体が見つかる。透視捜査官の奇跡の裏には、30年前のある出来事が浮かび上がる… タイトルからすると、それに挑む刑事の話が多いので、ちょっとがっかり。ただ個性的な登場人物のやり取りのお陰で飽きずに読めた。2017/03/28
もか*
5
読みやすかったけど、何か物足りない感じ。2015/09/16
まみっこ
5
読みやすかったのだけど、本格心理ミステリー?!かなぁ、とちょっと物足りない感じでした。2012/07/09
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