集英社文庫<br> 犬のしっぽを撫でながら

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集英社文庫
犬のしっぽを撫でながら

  • 小川 洋子【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 集英社(2009/01発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087463927
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

あたりまえの生活の大切さをそっと伝える。
家の中に閉じこもり、せっせと原稿を書く作家の生活。愛する家族と愛犬がそばにいてくれるのだが…。作家であり、妻であり母である著者の日常が垣間見えるエッセイ集。(解説/デビット・ゾペティ)

内容説明

数に隠されている神秘と美しさ。その偉大な真理に向き合う芸術家ともいえる数学者たち。ひとつの作品を生み出すきっかけや、小説へのあふれる想い。少女時代の『アンネの日記』との出会いとその後のアウシュヴィッツへの旅。そして天真爛漫な飼い犬や大好きなタイガースのこと。日々の中の小さなできごとや出会いを、素晴らしい作品へと昇華していく小川洋子の魅力あふれる珠玉のエッセイ。

目次

数の不思議に魅せられて(『博士の愛した数式』を巡って;数学者と美しさについて ほか)
「書く」ということ(アルルの出版社;大地を踏みしめる足元と果てを見つめる目 ほか)
アンネ・フランクへの旅(アンネ・フランクが書き残した言葉;アンネ・フランク・ハウスたった一人の少女 ほか)
犬や野球に振り回されて(回る;かさぶた ほか)
家族と思い出(雲丹とお相撲;人間の手 ほか)

著者等紹介

小川洋子[オガワヨウコ]
1962年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。88年『揚羽蝶が壊れる時』で海燕新人文学賞受賞。91年『妊娠カレンダー』で第104回芥川賞受賞。2004年に『博士の愛した数式』で読売文学賞と第一回本屋大賞受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

266
「数の不思議に魅せられて」「『書く』ということ」「アンネ・フランクへの旅」「犬や野球に振り回されて」「家族と思い出」と言う5つの章に分類されたエッセイ集。この分類だけでもらしさを感じられますね。坊主には「寝返ったか」と言われ、奥さんからは敵視されると言う。いや、そういう事ぢゃありませんから。弁明を余儀無くされる羽目に。洋子さん書籍の感想に、文書の美しさがと屡々書かれております。そういう事を感じられる程には鍛えられていませんが、それは若しかすると洋子さんに宿る精神性にあるのかも知れませんね。なんて思ったり。2025/06/16

ヴェネツィア

135
最初は『博士の愛した数式』をめぐる数学の話題。面白くて説得力があるものだから、そこで紹介されていた『数学者列伝』を購入することにした。続いては「書く」ことを軸とした随想。作家、小川洋子の創作方法や、彼女のフランス語訳を出しているアルルの出版社のことなど。そして、彼女の作家的原点ともいうべきアンネ・フランク。ここは特に深い共感から書かれている。そして、阪神タイガースと野球の話題。今までしんみりしていたのとは別人かと思うほどの熱狂。なにしろ相手チームに呪いまでかけるのだから。何をするのも一所懸命な人なのだ。2013/05/16

ひろちゃん

98
エッセイ。作品の裏話などなど。「悲しみを受け入れる時、そっと見守る物語を書きたい。」「ストーリーではなく人との間に産まれる感情を書きたい」「数学は嫌いだが数学者は好き」など心に残る言葉が多数あった。すっかり大ファンです。2015/12/22

hiro

63
面白い小説を読んだ後には、その作家のエッセイを読みたくなる。それは、何が好きで、どんな所で、どんな生活をしている人が、あの小説を書いたのかを知りたくなるためだ。例えば、しをんさんはBL漫画、桜庭さんは読書、万城目さんは渡辺篤史と、作家の好きなものが見えてくる。『博士の愛した数式』から、熱狂的な阪神ファンであり、シュールな小川洋子ワールドの作品から、妄想好きな人というのが、小川さんのイメージだったが、この本を読んで、町内会の当番で町内を集金にまわる、ごく普通のお母さんと、作家としての両面を見ることができた。2012/06/14

metoo

62
しみじみと私は小川洋子が好きなんだなぁと。書名がいい。「犬のしっぽを撫でながら」なんと脱力したスッピンのような!ストーリーが決まっていないまま書き始めるという。シーンが浮かび思わぬところへ着地することもあるという。その方がいい作品に仕上がることが多いという。大好きな江夏豊の背番号は完全数の28。素数は孤独で割り切れることを拒む。懐かしい、「博士の愛した数式」だ。そして、小川洋子は野球が好き。野球中継が終わった後のラジオ放送に耳を傾けた子供時代、おんなじだ。悲しくないのに涙が溢れ、身勝手な親近感を抱く。2016/06/21

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