集英社文庫<br> 怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道

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集英社文庫
怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087462159
  • NDC分類 457
  • Cコード C0195

内容説明

探し物中毒の著者は、ある日、インドの謎の怪魚ウモッカの情報を入手、「捕獲すれば世紀の大発見!」と勇み立つ。ルール無し、時間制限無しの戦いが始まった。次々と立ちふさがる困難を砕き、著者は進む。地元漁民の協力を仰ぐための現地語学習、捕獲した時の移送ルートや鑑定できる学者の確保。ついに怪魚探しの秘密兵器を手にインドへ。しかしそこには予想を超えた展開が!奇想爆走ノンフィクション。

目次

第1章 ウモッカへの道(一般道を時速二百キロでぶっ飛ばす人々;唯一の目撃者「モッカさん」の正体;専門家の壁;入谷のインド哲学商人とオリヤー語学習;未知動物探求は人類と地球を救う;トゲ模型の威力;オリヤー語学習と漁民;パートナー、キタ登場;出発準備完了)
第2章 ターミナルマン(第一日;第二日;第三日;第四日)
第3章 極秘潜伏(「一時帰国」;暇人キタ1号発進!;自虐映画の旅;キタ1号の活躍;姓の変更;方向転換;イヌ;極秘潜伏おわる;キタ帰る)

著者等紹介

高野秀行[タカノヒデユキ]
1966年東京都生まれ。早稲田大学探検部当時執筆した『幻獣ムベンベを追え』でデビュー。辺境探検をテーマにしたノンフィクションや、早稲田時代の青春や日本での異文化体験を描いた作品を執筆。2006年『ワセダ三畳青春記』で第一回酒飲み書店員大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

265
著者が得意とする未確認生物探検記。ただし、今回はインドへの果てしなく遠い道に挑戦する奮闘記。本書の中心にはいつも怪魚ウモッカがいるが、それは常に幻であり、そしてとうとう幻の憧憬のままに終わる。著者自身が半ばは本気で、また半ばは覚醒しつつ幻を求めるといういつもの様態だ。今回、読んでいて気が付いたのが、この人の比喩の巧みさ。これがあるために、わかりやすさと読者の共感とを獲得しているのだろう。なお、苦境の中にありながら、さらなる副産物として『神に頼って走れ!』までモノにするとは、転んでもただでは起きない人だ。2015/08/24

ゆいまある

81
辺境ライターの高野さんが、40歳を迎える節目の年に、インドにいるウモッカという魚を探しに行く話。何ヶ月もかけてオリヤー語を修得し、オリジナルTシャツも作成するなど準備は万端。前回インド密入国で強制送還になったもののビザも下りた。しかし経由地が鬼門カルカッタ。着いたものの入国許可が出ず、何日も閉じ込められた挙句まさかの帰国。皆の期待を背負って出発しただけにカッコつかない高野さんが、荒れる荒れる!どうやってもうまく行かないとき、人はどう生きるのか、渾身のルポルタージュ。インド行ってないのに凄く読み応えがある。2018/09/28

AICHAN

70
図書館本。「ウモッカ」とは何ぞや? その興味だけで借りた。探検したくてどうしようもない著者が、ある人がインドで見たという怪魚について調べる。シーラカンスのようにヒレが肉厚で、頭部はサメのようで、鱗はパイナップルのようで奇怪極まりない魚。見たという人が「モッカ」というハンドルネームでネットに公開していたので、それに「ウオ」をくっつけて「ウモッカ」。何と安直な命名か。著者は現地語を学び、モッカさんに会って話を聞き専門家を回って情報を集め、機材を揃え、いよいよインドへと旅立つ。ところが…。2018/07/24

ホークス

51
読み進むうちにアレよアレよと意外な方向に行ってしまうが、それも又面白い。次々と現れる障害に右往左往する高野さんから目が離せない。ことの成否を分ける友人や奥さん等主要人物の動向にもドキドキするが、その他の関係者にもそれぞれ思いと事情がある(UMA研究家、学者、インド商人、漁師、税関)。国や地域や組織によって人の考え方と行動がなんと違うことか。しかし著者は怒ったり嘆いたりしつつも、どこかで「そんなもんだ」と腹をくくっており、すぐに次なるプランの検討にかかる。この逞しさにいつも感心させられ、又読みたくなる。2015/11/01

pdango

46
★★★★☆オチも含めて、あいかわらず面白い。本格的な冒険ものを読みたくなった。2017/07/05

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