内容説明
古代、日本は大陸と盛んな経済交流を結び、国際情報に精通していた。そうした中、謎に包まれた大王・継体帝が登場し、古代日本、そして大和政権を一変させる。大王を中心とした国家へと歩み始める。猛威を振るう大国・隋を相手に外交戦略を駆使する聖徳太子こと厩戸皇子の活躍、大化の改新、そして天平文化を育んだ奈良時代まで。いにしえの都を舞台に、日本国が、ついに始動する。
目次
継体天皇と渡来文化
揺れ動く大和政権
聖徳太子と憲法十七条
大化の改新起こる
天武天皇と壬申の乱
持統天皇と藤原京
聖武天皇と奈良の都
奈良の都の暮らし
行基と奈良の大仏
鑑真と遣唐使船
苦しかった庶民の暮らし
藤原仲麻呂の乱
『古事記』と『万葉集』
著者等紹介
吉村武彦[ヨシムラタケヒコ]
1948年朝鮮・大邱に生まれる。東京大学文学部卒業後、東京大学大学院博士課程中退。東京大学文学部助手、千葉大学教養部講師、助教授、教授を経て、明治大学文学部教授。専門は日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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吉田あや
58
厩戸皇子の時代に法律を整え、律令国家が始まり奈良時代へ。「あをによし 奈良の都は さくの花 にほふがごとく いまさかりなり」。唐の文化を取り入れた華やかな宮廷貴族や僧とは対照的に貧富の差と戒律はますます激しくなり、地方では重い税に苦しむ農民の生活が。人は変われど権力と謀略と搾取にまみれた政治が綿々と繰り返される様はここから既に始まっていて、今もなお変わることはない人間の性に暗澹たる気持ちに。「墾田永年私財法」。呪文みたいな響きが面白くて、口に出しては教室でみんなと笑ってたあの日が懐かしい。2018/07/02
テト
10
万葉集を見てみていたら、なんだか飛鳥時代や奈良時代を知りたくなり急遽読んでみた。歴史的事実の裏側にある、いろいろなゴタゴタや感情の交錯など、万葉集とリンクさせることで、当時の状況が立体的に浮かび上がって来るように感じた。ロマンを求める時代ではあり、この本のなかではマイルドには書かれているが、謀殺が横行していた権力争いのシュールな時代をよりリアルに感じてしまった。2023/07/09
0607xxx
10
古墳時代から飛鳥時代まで。天皇の中心とした国作りが重要なポイントだと思うが、天皇がコロコロ変わるので覚えきれない…しかし、勉強にはなった。2017/04/13
ktmkktaa
8
いいですね、天平文化。ゆっくり歴史を感じながら奈良県を旅行したくなりました。この時代の天皇のジェノグラムは複雑で、時々あたまの中が混乱するのですが 笑。2015/04/19
africo
2
1巻に引き続き2巻。継体天皇から平城宮まで。どうも本編以外が気になるシリーズである。コラムでは不改常典などに触れられており、しっかりしてるなあと思う反面、巻末の解説の人選が????と謎だらけ。1巻は競馬ライター、2巻は奈良のホテルの主人であった。なんでやねん。3巻以降が誰かはあえて調べていないが、逆に楽しみだ。2021/03/11




