内容説明
生まれながらの霊感体質で幽霊を呼び寄せる、類まれなバスガイド、町田藍。彼女が添乗する“すずめバス”の“怪奇ツアー”は、今日も大人気!幽霊が出る旧家の土蔵、本物の亡霊が現れる『ハムレット』の舞台、魔女が火あぶりにされ、今も恨みが残っているという村。藍がそれぞれの怪奇現象の謎を解くうちに明らかにされる、幽霊たちの悲しさ、淋しさ…。大好評“霊感バスガイド”シリーズ第二弾、全五篇。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、ミステリー界に新風を吹き込む。以後、幅広い分野の小説を発表、ベストセラー膨大。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mmts(マミタス)
48
幽霊を視るガイドツアーに貴方は参加しますか?詳細は後日。2018/01/31
みかんめろん
31
図書館本。幽霊と話せるバスガイド町田藍を主人公とした霊感ショートストーリー。重い話やホラーな話もあるのにユーモアが満載で読み心地がこの上なく軽い。社長のみみっちさとツアー常連客達の幽霊慣れっぷりが面白すぎて笑ってしまう。ハムレットの話が一番好きでした。魔女の話は悲しかった。藍はしっかりしてて良いです。この軽快さは赤川先生にしか書けませんね!読後スッキリでとても面白かったです。星4つ★★★★2023/10/09
よこしま
24
読友さんが書かれた感想を見て、赤川次郎さん懐かしいなと。近くの古本屋に、この第二弾だけが売られていましたが、特に最初のを読まなくても、十分に楽しめます。以前読んだようなサスペンスが濃い訳でなく、霊感体質で呼び込んでしまうバスガイドさんが主役なので、読むのも気楽です。今月は比較的難しい本が多く、この後も続くのでリフレッシュには丁度いいかも。軽く中身を触れると、悪霊ではなく見守ってる霊や哀しみにくれた霊なので怖くもなく、運転手さんやお客さんも温かい人なのがいいかも。また気休めな時にシリーズ読んでみたいです。2014/06/25
ちょん
18
引き続き、リハビリ赤川次郎(^w^) シリーズ5巻まで出てるのがうれしいです(*´∇`*)2017/02/11
十六夜(いざよい)
18
霊感バスガイドシリーズ2作目。不思議だけど印象深かったのは「迷子になった弾丸」。タイトルに相応しくちょっと背筋が寒くなるタイプの作品だったのは、表題作の「その女の名は魔女」でした。赤川次郎さんを読むといつも思うが、発想の豊かさは敬服に値する。2014/06/19