内容説明
自作の詩を売るイエローキャブの運転手。迷い込んだ中近東料理店で体験した小さな旅。深夜、A列車で繰り広げられた一幕劇…。95年の渡米から十余年。2001年のあの日も、その後の星条旗色の街も、見つめ続けてきたひとりの女性が出会った人々。変わる風景、変わらない思い、ささやかだけれど、かけがえのない記憶。ショートストーリーのような鮮やかさを秘めた静かなエッセイ集。オリジナル文庫。
著者等紹介
渡辺葉[ワタナベヨウ]
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部英文学科卒。カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校へ留学。日本で演劇を学んだのち、95年ニューヨークへ。舞台女優、ダンサー、演出家としての活動を続けながら、翻訳、エッセイを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Charlie
1
再読。2019/10/02
まぁみ
1
内容も文体も葉さんのイメージ通りなので、とても気持ちが良かった。読中私を取り巻く空気が、自分には無いキレイなものに感じられて幸せだった。クスリと笑わせる箇所は父上と似てらして、うっとりしちゃったww 見かけによらず行動力のある女性なのには驚きました。が、あの父上ですものね。葉さんのエッセイ、もっと読んでみたい。2009/12/01
ふふふ
0
二十年位前のアメリカ移住記。一冊も本の中でいきなり結婚して離婚してびっくり。オレゴン州ポートランドに興味出ました。役者になりたくてニューヨークに行って役者もしてるようだけどその話は数話しかでてこない。生計たてられる位の稼ぎもあったように思えずだったので不思議です。2024/01/03




