内容説明
天智天皇、天武天皇の時代を通じ、物部連麻呂は最下級役人だった。壬申の乱では大友皇子の側に立ったこともあり出世は望めなかった。しかし天武の没後、石上の氏族名に変わり、持統天皇、元明天皇の時代には徐々に位は上がっていった。和銅元年(西暦七〇八年)には、臣下の最高位である正二位左大臣にまで上りつめた。なぜ麻呂はそこまで出世できたのか。闇の部分に迫る古代史長編小説。著者絶筆。
著者等紹介
黒岩重吾[クロイワジュウゴ]
1924年2月大阪生まれ。同志社大学法学部卒。60年「背徳のメス」で直木賞、80年「天の川の太陽」で吉川英治文学賞受賞。2003年3月7日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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