内容説明
地球の青の色をした珍しい宝石、パライバ・トルマリンとの出会いがももこさんを変えた!スリランカへの買い付けの旅、インドの宝石の街、ジャイプールでのマハラジャ訪問、父ヒロシが昔、母にプレゼントした真珠の指輪の思い出など、宝石の世界で繰り広げられる、桃印爆笑エッセイ。18種類の宝石ガイド付きカラー口絵と、巻末Q&Aがついた豪華版。
目次
パライバ・トルマリンの巻
エメラルドの巻
ヒスイの巻
スリランカで見て考えたことの巻
スタールビーの巻
スターサファイアの巻
宝石の価格の巻
宝石のバーゲンに行くの巻
ももこ宝石の旅
トパーズの巻
ブラック・オパールの巻
ムーンストーンの巻
ヒロシが買った真珠の巻
アクアマリンの信じられない思い出の巻
サファイアの仲間の巻
母のニセモノコレクションの巻
ブルージルコンの巻
コルコンダ・トルマリンの巻
息子のパライバ・トルマリンの巻
タンザナイトの巻
ターコイズ(インディアン・ジュエリー)の巻
アレキサンドライトの巻
著者等紹介
さくらももこ[サクラモモコ]
1965年5月8日静岡県生まれ。86年『りぼん』で「ちびまる子ちゃん」連載を開始。89年同作品で講談社漫画賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
159
今作はひたすらタイトルにあるとおり'宝石'にまつわる話でした。面白いコトは面白いのですが、正直宝石にあまり興味、関心がない読者さんにはちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれません。これまでの爆笑エッセイの雰囲気を期待してしまうと、少し「アレっ?」となってしまうと思うので、コレはコレで番外編的なキモチで読み進めるといいと思います。女性読者さんであれば今よりは少しでも宝石に関心が持てれば、それはそれでありなんだと思います。客観的にさくら先生は果たしていくらぐらい購入したのかが気になる貧乏人の私がいます。2018/10/09
あーさん☆花火大会が迫っています!!
70
再読。ここに出ている宝石店は移転しているので、ホームページを見てから行きましょう!('・ω・') 2020/03/15
shincha
35
さくらももこさんの宝石に関するエッセー。ちびまる子ちゃんを彷彿とさせ、ププッと吹き出してしまうような一言やエピソードがちりばめられ、ももこさんの宝石愛が詰まったエッセー。小生、宝石に関しては全くの門外漢。巻頭にある写真と文章を行ったり来たりしながら楽しみました。カラー写真を巻頭ではなく、それぞれの所に配置してくれたら、もっと楽に読めたのに…は贅沢ですかな…。全く持って鬼籍に入られたことが惜しくてたまりません。女性で宝石が嫌いという方は少ないと思いますが、男性も後学のためにご一読を。2021/10/05
manamuse
26
私はちびまる子ちゃんを見た記憶がないので、あれ?さくらももこってちびまる子ちゃんじゃないのか?というのにビックリ。現地では100万以下のものを買っているが、ほとんどは100万以上の宝石だと思われる…。2〜3万あったら相当な鉱物が買えるので、つくづく私は原石にしか興味がないと再確認した。それにしても買いすぎだろー!2021/01/30
まめ@暫くイン率落ちます
24
さくらももこさんの訃報を知りどうしても読みたくなって注文した一冊です。この本を読むと随分親孝行していたんだなと思いつつ、母と子の掛け合いにクスッとし又切なくなり色々な思いが巡ってきました。文中より、母にあげたブラックオパールを返して欲しいというももこに対して「じゃあ、他のを買ってくれたらそれと交換するよ。その代わりくだらない物じゃイヤだからね」という日常会話に親子愛を感じつつほっこり読了です。私も出来る範囲で親孝行していきたいなと思わせてくれました。2018/09/02