内容説明
聡明で白〓(せき)の少年を天草四郎時貞と名乗らせ、総大将とした一揆衆は、島原や天草周辺の城を襲い、最後に要塞化した原城跡に三万七千の勢を集結させた。それに呼応して山田長政の乗るイスパニア艦隊が宮古島で出撃を待っていた。果たして、壮大な幕府転覆計画を成功するのか。豊臣の残党、明国商人、イスパニア、オランダを巻き込み、知恵と剣との限りを尽くし、島原の乱は続く。
著者等紹介
新宮正春[シングウマサハル]
1935~2004。和歌山県新宮市生。報知新聞記者、野球評論家として活躍。「安南の六連銭」で作家デビュー。他に「後楽園球場殺人事件」「忍法鍵屋の辻」「勝敗一瞬記」など時代伝奇、スポーツ小説等で独自の地位を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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