内容説明
「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した―。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。
著者等紹介
金原ひとみ[カネハラヒトミ]
1983年生まれ。2003年「蛇にピアス」で第二七回すばる文学賞を受賞し、デビュー。04年に第一三〇回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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