内容説明
役者修行のために決めた、ニューヨーク行き。女性専用の寮を最初の一歩に、新聞で部屋を見つけ、ペンキやかなづちと格闘してリフォーム。そうして始まったニューヨークライフを、翻訳家としても活躍する著者が、ユーモアたっぷりにつづった、軽快なエッセイ。トラブル回避術など、旅行者にもお役立ちの情報も満載。自ら撮りおろした写真をそえて文庫化。
目次
1 ホーム・スイート・ホーム(はじめの一歩は女性専用の寮から;『ニューヨークタイムズ』で部屋探し ほか)
2 ハプニングで実感、NYの素顔(車はなくても運転免許は必需品!?;窓の外から怪しい物音!? ほか)
3 私流買い物帖(今日はチェルシー、明日はチャイナ;ファインバッハ夫人の机 ほか)
4 安全な暮らしを手に入れる(白昼堂々!?―自分の身は自分で守る;路上で声をかけられたとき―キャットコールご無用 ほか)
5 NY遊行(やっぱり元気をくれる街)(うまいもの行脚―クイーンズのタイ料理;おかしな可笑しなブルガリアン・バー ほか)
著者等紹介
渡辺葉[ワタナベヨウ]
東京生まれ。カリフォルニア留学を経て95年NYへ。舞台女優の道を歩み出す。『モグラびと』『アマンダの恋のお料理ノート』など翻訳家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mr.lupin
37
著者の渡辺葉さんは、作家の椎名誠さんの娘さんと言う事ですが、ホントに楽しくニューヨークでの暮らしが紹介されていました。飾ることもなく、うまくユーモアを交えて面白おかしく読み終えました。何冊かこの手の本を読んでいますが、ニューヨークやっぱ憧れます。☆☆☆☆☆2015/07/18
岡本匠
8
これも、古本屋さんで購入。 知らない作家さんだけれど、購入したきっかけは、解説が栗田有起さんだったこと。 内容は、ニューヨークに住む楽しさと、自分の安全は自分で守るということ。 ニューヨーク本と言えば、四方田犬彦の「ストレンジャー・ザン・ニューヨーク」がある。 四方田犬彦らしい文化や芸術、文学の面からニューヨークを、アジア人のニューヨークを切り取った本だった。 今回の本とは関係無いけれど。2016/01/09
ミカママ
8
文章おもしろい。行ったこともないNYだけど、若い時に住んでみたかったな、と思わせる本。2013/02/16
財布にジャック
7
ニューヨーク行ったことないんですが、住んだら面白そうだけど、大変なこともたくさんあることがわかった。2010/04/11
あずさ
3
一生に一度は行きたい街、NY。 住むのは怖そうだなってイメージだったけど、この本を読んだら、そうでもないのかな、と。 秋にコーヒー買って、ニューヨークの公園で心地よい風に吹かれながら、本を読むとか、憧れる!2015/10/12




