集英社文庫<br> 池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」

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池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087458794
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

“働き方改革”が進む中、労働=資本のあり方が問われ国内外でマルクスの『資本論』が見直されている。この難解な書を池上彰の言葉でわかりやすく丁寧に解説。経済が苦手な人でも読める『資本論』入門書。

内容説明

日本は世界3位の経済大国。私たちは裕福な国で暮らしているはずなのに、豊かさを感じられないのはなぜ?仕事量はどんどん増えるのに、給料は増えなくてしんどくなるばかり。これは一体どういうこと?そんな声が拡がる中、150年前に出版されたマルクスの『資本論』が見直されている。資本主義の本質を暴き、世界を変えた書物をジャーナリストの池上彰が丁寧に解説。経済が基本からわかる決定版!

目次

『資本論』が見直された
マルクスとその時代
世の中は商品だらけ
商品の価値はどうやって測る?
商品から貨幣が生まれた
貨幣が資本に転化した
労働力も商品だ
労働力と労働の差で搾取する
労働者はこき使われる
大規模工場が形成された
大規模な機械が導入された
労働資金とは何か
資本が蓄積される
失業者をつくり出す
資本の独占が労働者の革命をもたらす
社会主義の失敗と資本主義

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年長野県生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授。73年、NHKに入局。記者として事件や災害、消費者問題などを担当する。また94年から11年間、「NHK週刊こどもニュース」の初代お父さん役として活躍。2005年にNHKを退職。13年に第5回伊丹十三賞、16年に第64回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

67
日本的資本主義→アメリカから持ち込まれた新自由主義の採用がもたらした功罪。景気の悪化で崩壊する年功序列・終身雇用。終身雇用に関しては日本固有の側面が大きいと思うが、安定して働けることでこの国は人心が荒廃することが少なく発展してきた。しかしいまここで転換点を迎え、新しい働き方のモデルを模索する時代に来ている。経済的に悲惨な未来にしないためにも、それぞれの分野で知恵を出し合うことが必要だ。2019/05/28

とくけんちょ

56
マルクス、資本論といえば革命のためのバイブルというイメージ。つまりは、資本論とはなんぞや?という興味があり、それでいて原書を読み解くまでのガッツがないという私にピッタリの高校生でもわかるシリーズ。資本主義は、突き詰めれば立ち行かなくなる、なので別の仕組みが必要になるということのようである。今の時代を予言していたとまでは感じないが、昔々にここまで考えを発展させる力は素直に凄まじい。2020/03/02

ひろし

44
感想というか、関係する話を書きます。3月22日の土曜日に地元愛知の東海テレビでやっていたドキュメンタリー「チョコレートな人々」をたまたま見た。久遠(くおん)チョコレートという最近増えているお店の話ということなので、チョコレート職人の話かと思ったら違っていた。障がい者を雇用して、その人が自活できるだけの賃金を払って、それで事業が成り立つよう自社ブランドを高級イメージで根付かせたいと思って奮闘している事業主の話だった。2021/04/08

Book & Travel

38
高校生では勿論ないのだが、近年再注目されている資本論を抑えておきたく、かと言って原著は自信が無いので、頼りになる池上さんの解説本を。原著は難解だが流石にとても分かりやすい。資本論のエッセンスは企業に長年勤めていると何となく頭に入っているが、マルクスの影響を受けてできた社会主義国家の結末から、最近の新自由主義の台頭まで解説してくれるのは有難い。150年前に今の世を予言したかのような内容だが、それだけ普遍的な原理ということだろう。時代が変わりつつある今、読み直して資本主義の問題点を理解しておく意義がわかった。2020/06/11

レリナ

34
これはわかりやすい。資本論の難解な文章を著者がわかりやすく解説してくれていて、読みやすかった。マルクスが伝えたかったことが見事に的中していていて、すごい。資本主義や社会主義どちらも一長一短あれど、やはりそれを生かすも殺すも、人間次第なのだと実感した。今でこそ働き方について見直されたり、環境の変化があるが、資本主義の国ではどうしても格差が生まれてしまう。しかし、それは人ひとりひとりの能力もあり、中々一朝一夕で解決できるものではない。この本を読んで資本主義社会などについて少し理解を深めることができた。2019/08/15

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