内容説明
一流商社の部長職を辞め、名門ホテルで第二の人生を送ることになった畑中教司。マラソン中に眼前で社長の犬飼が誘拐された。数日後無事に救出されたものの、犯人からホテルに対して執拗な脅迫が始まる。犬飼から特命を受けた畑中は、誘拐直前に起きたホテル従業員の転落死に着目。ホテルの裏側の極秘事項に肉薄し、真相を掴もうとするのだが…。巨大企業に巣食う悪を描く傑作長編社会派推理。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。青山学院大学卒業後、ホテルマンを経て作家に。69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。幅広いジャンルの作品を精力的に執筆。2003年度第7回日本ミステリー文学大賞を受賞。11年『悪道』で第45回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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難波猛
6
#読書 ◆名門ホテルを舞台に起こる、社員自殺・社長誘拐・脅迫・殺人事件 ◆妻子を亡くし、人生や出世から降りてホテルに偶然再雇用された主人公が社長命令で犯人を追う ◆人命より営業を優先する組織、会社の奴隷として道を踏み外す犯人を、冷めた目で眺めていた主人公が、最後に権力や出世の匂いに屈して社奴に堕ちていくラストは意外性があった2023/03/14
ひつじパパ
2
あんなにも〝社奴〟を嫌っていた畑中がどうして最後は徳義の申し出を受けたのか?確かに、会社は何の貢献も果たさないと知ると消耗品として容赦なく捨ててしまい、本人も会社を通してしか物事が見れなくなる。でも、綺麗事になるかもしれないが、前に勤めていた商社で培った人間力があったからこそ、それを見込んで徳義は買ったのだと思うし、なにより、畑中自身、まだ厭世的にはなっていない。もう一度、敗者復活戦で戦い抜く意気込みは十分にあると思う。2019/08/19
のん
1
久々の森村さん作品2019/12/31
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- 和書
- 要点解説令和時代の相続法




