集英社文庫<br> 剣風の結衣

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集英社文庫
剣風の結衣

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  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087458626
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

戦国期、激化する一向一揆衆弾圧のため、信長軍が越前に攻め入る。信仰の名のもと、戦に駆り出される罪なき民と、蹂躙される村々。十六歳の結衣が暮らす長閑な村も、侍に襲われる。村人が逃げ惑う中、平凡な少女だったはずの結衣は、次々と敵を斬り殺していく。圧倒的な強さを秘めた彼女には、封印されたおぞましい過去があった―。波乱の時代を駆け抜けた少女の過酷な運命を描く、傑作歴史長編。

著者等紹介

天野純希[アマノスミキ]
1979年名古屋市生まれ。愛知大学文学部卒業。2007年『桃山ビート・トライブ』で第20回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。13年『破天の剣』で第19回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

如水

25
この本は戦国武将が主人公と言う訳では有りませんが…中々深い。サスガ天野純希先生👏時は戦国、場所は越前国に有る小さな村。朝倉氏滅亡直後から話は始まります。つまり村とっては長い戦乱の始まりです。果たして村は本当の『百姓の持ちたる国』になれるのか?そして生き残れるのか?と言う話でしたがキーは『本当の』と言う所。主人公は村の民なので、民から見た統治者と言う視点は徹底されてます。そして少し歴史を知ってる方ならこの後越前は…😱民から見た戦国時代はこんなにも酷いのか⁈そしてこんなにも力強いのか?と感銘を受けました。2019/04/25

てつ

24
変態と言われようと若い女の子が強く男を倒していく物語が好きだ❗️2023/04/26

TheWho

10
浅倉氏滅亡後に勃発し越前た一向一揆で、市井の民に迄甚大な被害を被った越前国で、何とか生き残りを賭けた山村の村の凄惨な攻防と、それを支える驚異的な強さを持つ記憶を失った少女忍者の過酷な戦いを綴る戦国活劇。歴史上一向一揆を殲滅した非情な信長の足跡のみが知られているが、本作は、蹂躙された側の市井の民の凄惨な実情を克明に描いている。それに加え漫画「あずみ」の様な少女忍者結衣の悲惨な生い立ちが、並行して綴られている。フィクション性が高い忍者活劇だが、一向一揆の実情に迫る面白い1冊です2021/04/14

リードシクティス

10
戦国時代に起きた越前一向一揆を題材に、織田信長の大軍から村を守ろうと戦う少女・結衣の活躍を描いた時代小説。信長ものの小説やドラマではあまりピックアップされることのない越前一向一揆が取り上げられていたのは新鮮だった。とはいえ歴史的なところはあくまで舞台背景に過ぎず、内容は忍者アクション。登場人物も少年漫画的で類型的で深みはない。暇つぶし的に軽く読むにはいいかも。2020/12/23

Moeko Matsuda

4
強いことは尊いと、素直にそう思えた。時代の波に翻弄される名もなき人々。歴史の大きなうねりの中で、どれほどの命が残酷に散らされたかを、私たちは知っているようでまるで分かっていないのだ…この人の作品を読むと、いつもそんなことを考える。今回の主人公は若い女の子。彼女の人生を狂わせた者も、痛めつけた者も、慈しんだ者も、等しく運命に翻弄されて散っていく。善人も悪人も、誰もが理不尽な悲しみを背負っている。その不条理こそがこの世界の現実だと思い知らされる。夜明けのような優しい終焉が、裏腹に胸に痛くてたまらなかった。→2019/06/02

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