内容説明
子供のころ最高のゴチソーだったコロッケパンの思い出にはじまり、“焚き火命”の仲間たちと考案した豪快キャンプ料理、世界の辺境で出合った“砂トカゲの蒸し焼き”“猿ジャガ”などのオドロキ料理に、ときに嵐が吹き荒れるシーナ家の食卓事情―など、とにかく圧倒的にハラヘッタ状態で、あれやこれやを食べまくる。雑誌「女性のひろば」連載の全編うまいものだらけの食欲モリモリ増進エッセイ!
目次
タマネギ・シャンデリア
オニオン・ス・ライス
北極のアザラシカレーできてます
タマネギ丸ごと十個焼き
野菜カレースープうどんの午後
黄金のコロッケパン
アマゾンの猿ジャガ
ワニが御馳走
羊と牛の丸焼き
おれたちのキャンプ料理〔ほか〕
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年6月東京都生まれ。東京写真大学中退。世界の辺境地区への旅をライフワークにしている。79年、エッセイ『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。88年『犬の系譜』で第10回吉川英治文学新人賞、90年『アド・バード』で第11回日本SF大賞受賞。『岳物語』『大きな約束』など著書多数。映画監督作品に『白い馬』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クプクプ
82
椎名誠の食のエッセイ。凄く面白かったです。椎名誠は朝ごはんはシャケが好きで特に皮の部分が好きだそうです。私もシャケの皮が好きなのでうれしくなりました。椎名誠は男性10人以上でトイレのない海辺でキャンプをして魚を釣って料理をするそうです。椎名誠の文章は明らかに体力のある人間の文章で魅力的に感じました。私が二十歳の頃、椎名誠が流行っていて、私もその頃、アウトドア派だったのですが、椎名誠の文章が苦手で今まで、ほとんど読んできませんでした。その反省を込めて、これからは椎名誠の本をもっと読みたいです。2022/03/16
へくとぱすかる
59
深夜に読むと、載っている簡単レシピの料理を、どうしても食べたくなってくるので困る(笑)。とにかく所変われば食べ物も、という話満載本。珍しくシーナさんの奥様の話が登場。しかしまぁ、サバ缶ごときでひと騒動とは。仲が良いことはいいことです。朝食がゴハンとみそ汁、のりだけ、という説には賛成。朝から焼き魚はいらないと思う。もっとも私は朝食パン派ですが。2019/04/28
みやけん
43
★★★☆☆久しぶりの椎名誠。ずっと大人になったらテントで料理を作って無人島生活をしたいと思っていたのに何一つしてない。玉ねぎのパワーを信じて鉄板のピエトロのバジルと摘んだバジルでパスタ(いやスパゲティー)を作ったけど娘曰く美味しくないらしい。やはりシーナさんのように美味しいものをシンプルに作れたらいいな~。2019/09/22
時代
19
シーナさんの食に関するあれこれ。まぁいつものやつだわな。ビール飲んでテントキャンプで雑魚釣りして。いいなぁ○2019/04/09
フーミン
14
シーナ言葉でおいしい食事をさらにおいしく味付けしてくれるこの本を読んでいると楽しい。 「おなかがすいたハラペコだ~」になっちゃった。 炊きたて白いご飯に海苔と味噌汁って最高です。2023/06/27