出版社内容情報
中澤 日菜子[ナカザワ ヒナコ]
著・文・その他
内容説明
2泊3日で日本の島、10島に行ってきました!礼文島ではカメラのシャッター光にさえ敏感な希少ランを愛で、桜島では自作の溶岩竃で焼いた手作りピザに舌鼓し、奄美大島では三線の音色に酔いしれ乱舞したり―。島で出会った人たちとの温かな交流にじんわりし、島にまつわる歴史や文化の奥深さに驚嘆する。ご当地料理もたっぷり堪能!島めぐり、満喫満腹エッセイ。
目次
1島目 桜島
2島目 礼文島
3島目 八丈島
4島目 軍艦島(端島)
5島目 座間味島
6島目 田代島
7島目 天草
8島目 直島
9島目 壱岐
10島目 奄美大島
著者等紹介
中澤日菜子[ナカザワヒナコ]
1969年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。日本劇作家協会会員。2013年に『柿の木、枇杷も木』で第八回小説現代長編新人賞を受賞後、翌年『お父さんと伊藤さん』に改題しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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のぶ
72
中澤さんのエッセイを読むのは初めてだったが、大変リラックスして読む事が出来た。紀行エッセイなのだが、旅先が島に限定されている事。北は礼文島、南は沖縄の座間味島。八丈島にも行っている。編集者との二人旅のようで、相手の事の記載も面白い。内容としては、観光に食事とよくあるこの手のものと変わらず、その部分で新鮮味はないが、今まで中澤さんの小説しか知らなかった自分にとっては、素の姿を知る事ができ楽しかった。通勤の一冊にはもってこいの本。2019/01/15
Shoji
57
田舎の島々を訪ねては、その地の風俗・自然・情緒・食・文化・歴史といったローカルを綴っています。かなり、ザックばらんな紀行文です。カバーのイラスト通り、難しいことを考えずカジュアルに読めばいいと思います。2018/12/06
キラ@道北民
36
日本の島、10島を巡った満喫満腹旅エッセイ。島にまつわる歴史や文化をしっかり学び、それぞれの生活を想像する中澤さんが面白い。島民と温かな交流をし、「〆のラーメン食べたい病」で後悔する人柄、超方向音痴であたふたする様子、なかなかの珍「島」中楽しませてもらいました。2019/01/31
信兵衛
27
作家と担当編集者コンビによる紀行という定例パターン。 珍しいのは、行き先が<島>ということでしょう。 島、旅先としては選びにくいんですよね~。どうしても時間がかかりますから。それなりに楽しめました。2018/11/30
ちゃこてい
11
中澤日菜子さん、なんとお茶目で面白くかわいらしい人なのだ。「おまめごとの島」でメルマガばばあミネコのキャラを書き上げた方らしく、ちょいちょい「ぷぷっ」と笑いながら、あとがきで爆笑しました。新刊が待ち遠しい作家さんです。2018/11/29
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