出版社内容情報
妖刀・村正による惨劇。その背後には呪術師・狩野遊山の影が…!? 死者の魂を見る赤い瞳の憑きもの落とし・浮雲が幕末の怪事件を追う。『心霊探偵八雲』のルーツを描く怪異謎解き時代劇、第2弾!
神永 学[カミナガマナブ]
著・文・その他
内容説明
妖刀・村正による惨劇を目撃した絵師の八十八は、刀からただならぬ瘴気を感じ、浮雲に相談に赴く。金にならないとけんもほろろに断られるが、浮雲の昔なじみらしい謎の美女・玉藻が現れ、自分が正式に依頼をすると言い出す。事件の背後には、浮雲の宿敵である呪術師・狩野遊山の影が見え隠れして…!?赤い瞳の憑きもの落としが、動乱の世の怪事件を追う!幕末ミステリー、待望の第2弾!
著者等紹介
神永学[カミナガマナブ]
1974年山梨県生まれ。日本映画学校卒業。2003年「赤い隻眼」を自費出版。同作を大幅改稿した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』で04年プロデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
51
流石、浮雲は『心霊探偵八雲』の御先祖様だけある。あの横柄さ・・分るモノには判る、いやぁもうちょっとお言葉を頂きたい・・八十八さん。土方さんもいい味だしているし、八十八の素直さが晴香を思い出させる。何時の世も幽霊より怖いのは人だってことだ。2018/03/02
はつばあば
50
何も考えずに読了したら再読だった。う~ん認知は始まっていたのか(~_~メ)。人の心とは脆いものだ。絵師であり呪術師である狩野遊山、ほんと怖い人です。自らは手を汚さず人の心を弄ぶ。そんな人なるべく近づけたくないが・・上手にすり寄ってくるんんですよね。八十八!しっかりしろよとハッパをかけたくなる2020/05/15
おぬち
31
シリーズ第2弾!さっくさく読めます。ライトノベルくらいの勢いで読めてかなり楽しい。にしても歳三が全てをさらっていく感じがカッコ良くていいね。そして私にしては珍しく主人公が大好きなこのシリーズ。続きが気になります2020/09/01
葵@晴読雨読
29
面白くて一気読み!絵師であり術師でもある狩野遊山がいろいろやってくれちゃいます。妖刀恐ろしい。八十八も危うく狩野遊山の手中にはまりそうになるが、みんなが助けてくれた。伊織ちゃんかわいいー!最後、土方さんが妖刀を持って行ったのが不穏な感じ。3巻に進みます。2020/02/26
Yuri
14
キャラクターの設定的には『心霊探偵八雲』を踏襲しているので読みやすいです。妖刀の存在は、この時代設定ならでは!2021/07/12