出版社内容情報
横浜・港みらい署の名物SM刑事コンビ、海月と亘。秋晴れのある日、誘拐事件が発生。犯人から身代金要求のメールが届くが、受け渡しの指定場所が二転三転し、そのどれもが横浜の観光名所で……!?
内容説明
横浜港にほど近い港みらい署。短気で手が出やすい女刑事・海月と、その暴力を嬉々として受けるドMの後輩でイケメン・亘は署の名物コンビ。横浜市内で誘拐事件が発生、二人も捜査に加わるが、犯人は身代金の受渡し場所を次々と変更して警察を翻弄する。指定場所は、横浜の観光名所ばかりで…?表題作ほか、SMクラブで起きた密室殺人事件など、全三編を収録した「実は本格」ミステリー事件簿。
著者等紹介
神埜明美[シンノアケミ]
北海道出身。『呪殺屋本舗』(『ジュリエットと紅茶を―ようこそ、呪殺屋本舗へ』と改題)で2006年度ロマン大賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
21
さくさくと♪このシリーズ3作目ですが変わらずキャラは強烈なのに、お話しは正統派なので楽しみました。この終わりは、シリーズ完結かな?2018/01/18
タカギ
19
これで一区切りかあ。海月と亘、2人の関係性にも変化が見えて。この巻は連作形式。亘の家庭の謎がちょっと解明する。どうでもいいけど、「海月」と入力したい時は「くらげ」と打ってます。「みづき」じや出ない。SMに関するソフトな知識も増えたし、面白いシリーズが読めて良かったです。2018/06/20
でんか
15
そんなこんなでたぶん最終巻。三つめのお話が、ズバリSMクラブでの殺人事件。事件なのか事故なのか、犯人は、そしてまた新たな死体が、てな感じでテンポよく目まぐるしく移り変わる場面。今巻は、二人バラバラに事件を追っていたりして、バディものの醍醐味がちょいと薄かったような。何気に本格的なミステリもの。もうちょい続いても良かった気がします。2019/07/15
キキハル
10
リズムの良い話運びで楽しく読み終わりました。このコンビ好きだわ〜。もし2人が付き合ったり結婚したりしたら、どんなふうなんだろうと、妄想するのがいちばん楽しかったりします。次巻もありますよね。2017/09/07
punto
6
いつの間にか気付かないうちに三巻が出ていた。嬉しい驚きでした。相変わらずSMネタというか、あまりはっきりは出てこないもののそっち関係の事件もあって笑ってしまいます。亘の過去が明らかに。それでMになったのね...。この二人はカップルなの?単なるコンビなの?と私には判断つきかねていたのですが、最後には結論が出ていたのでなるほどねと思いました。これからまた続けようと思えば続けられると思うのだけれど、これで終わってもおかしくないのでどうなのかなぁ。2019/06/25