出版社内容情報
28歳で作家デビューしてから、24年。小説家の父のこと、書き続けることへの決意など……。著者が様々な媒体で発表してきた、ほぼ全てのエッセイを集めた直木賞作家・井上荒野の集大成的作品。
井上 荒野[イノウエアレノ]
内容説明
書けないときに思い出す、小説家だった父の「とにかく二時間、机の前に座ってみろ」という言葉。「誰よりも美しい妻」だった母。古本屋である夫との、驚きと嘆息に満ちた結婚生活。友人たち、食べることへの情熱、家事をしながら聞く音楽、ストーリーを考えながらする家事、仕事部屋に忍び込んでくる愛する猫。そして、書きつづけることへの決意…。直木賞作家・井上荒野の軌跡を知る、初のエッセイ集。
目次
天からは降らない
読んでみて
二時間
荒野という名前
待ちの会
知らせたい人
主観と客観
喫茶店の話
酒盛り始終
願をかける〔ほか〕
著者等紹介
井上荒野[イノウエアレノ]
1961年東京生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞。2004年『潤一』で第11回島清恋愛文学賞、08年『切羽へ』で第139回直木賞、11年『そこへ行くな』で第6回中央公論文芸賞、16年『赤へ』で第29回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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