集英社文庫
トモダチ作戦―気仙沼大島と米軍海兵隊の奇跡の“絆”

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087455472
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0195

出版社内容情報

東日本大震災の被災地救援で、大きく注目された「トモダチ作戦」。当時米軍海兵隊であった立案者が語る知られざる作戦全容と、被災地と海兵隊の間に今なお残る“絆"の物語を描く記念碑的ノンフィクション。




ロバート・D・エルドリッヂ[ロバートディーエルドリッヂ]

内容説明

東日本大震災で、自衛隊さえ辿り着けなくなってしまった宮城県気仙沼大島。完全に孤立した大島に、「トモダチ作戦」として救援に向かったのは米軍海兵隊だった。元幹部の著者が、作戦の立案者しか知り得なかった全容を初めて明かす。さらに、大島の子どもたちが、沖縄駐在の米兵家族と交流する「ホームステイプログラム」により、6年を経た今なお続く奇跡の“絆”を綴る記念碑的ノンフィクション。

目次

序章 三・一一東日本大震災と「トモダチ作戦」
第1章 被災した大島
第2章 大島に派遣された第31海兵遠征部隊
第3章 第31海兵遠征部隊の救援活動
第4章 ホームステイプログラム(二〇一一年八月)
第5章 大島・海兵隊の関係(二〇一二年)
第6章 大島・海兵隊の関係(二〇一三年)
第7章 大島・海兵隊の継続した関係(二〇一四~二〇一六年)

著者等紹介

エルドリッヂ,ロバート・D.[エルドリッジ,ロバートD.] [Eldridge,Robert D.]
1968年米国生まれ。政治学博士。米リンチバーグ大学卒業後、JETプログラムで来日。神戸大学大学院法学研究科博士課程修了。大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授を経て、2015年5月まで在沖縄海兵隊政務外交部次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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gonta19

121
2018/3/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2019/8/6〜8/16 たまにテレビでお見掛けするエルドリッジさんが海兵隊時代に実施した「トモダチ作戦」について記した本。作戦名くらいは知っていたが、こんなに濃密だったのか。素晴らしい交流だ。2019/08/16

to boy

33
気仙沼大島を支援した海兵隊の記録。震災発生と同時にアジア各地に散らばっていた米軍、海兵隊がすばやく東北に向かったところはさすが世界最強の米軍と感心。軍人の記述らしく具体的、簡素であるが固有名詞が多くて少し読みにくいところもあります。震災直後だけでなくその後も継続して大島を支援している海兵隊には日本人も見習う所があります。こんな活動を報道しようとしない日本のマスコミは滑稽としか言いようがないです。2018/08/27

Koning

29
文官として海兵隊でトモダチ作戦に関わった著者による東日本大震災と気仙沼大島と海兵隊の関係を綴った回想録。故にある意味ウェットに過ぎるきらいもあるけれど、如何にもアメリカ人だなぁと思わされる。そして、それがあの作戦のモチベーションに繋がっていたに違いないと感じた。USMCってこういう組織だよねぇ。

スプリント

10
イデオロギーにとらわれることなく、大災害に直面した時、助ける装備やノウハウを持つ組織が人命第一で動ける世界であってほしい。本書を読むととても痛感させられます。被災地と海兵隊との交流についても胸を打たれました。2017/03/28

gachi_folk

7
日米同盟というよりも日米の友情の上に成り立ったトモダチ作戦。気仙沼大島の住民と海兵隊員との密な繋がりから、政災分離の正しい形を垣間見た。2018/05/14

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