出版社内容情報
小間物屋の幸三は、客に二十両騙し取られた。幼馴染みの文太郎に借金を頼みにいったが断られる。その帰り、拾った茶碗を質入れするが……。質屋主人の人情名裁き! 書き下ろし。(解説/小梛治宣)
小杉 健治[コスギケンジ]
内容説明
小間物屋の幸三は、客に二十両分の商品を騙し取られた。金に困り、喧嘩別れした幼馴染みに借金を頼みに行くが、断られる。その帰り、高価な茶碗を拾った幸三は、浅草の質屋『万屋』へ、質草として持ち込む。主人の藤十郎は、この茶碗に血の痕を見つけ、不審を抱く。茶碗の出所を探り始めると、悲惨な事実が浮かび上り…。庶民を護る藤十郎の名裁きやいかに!痛快人情捕物帳。書き下ろし。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京都生まれ。83年、データベース会社に勤務の傍ら執筆した『原島弁護士の処置』で、第22回オール讀物推理小説新人賞を受賞。88年『絆』で第41回推理作家協会賞、90年『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞を受賞。時代小説も含め、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
102
質屋藤十郎隠御用「観音さまの茶碗」5巻。高価な茶碗「黒釉金稲妻」を幸三が拾い、日知屋藤十郎に持ち込んだことから、巡り巡って幸三の幼馴染との仲直り、駆け落ちをした幸三の妻おふさが元の鞘に収まり、茶碗を利用して悪事を働いた武士、商人に制裁を痛快見事でした。2017/04/03
Tsuyoshi
61
万屋に持ち込まれた茶碗が気になった藤十郎が持ち主だった武士と持ち込んだ商人を調べていく事で過去のを事件や経緯を明らかにしていく展開。今回は鴻池家の動きは描かれず人情メインの展開。互いに素直になれなかった友情や夫婦関係の雪溶けにはきれいすぎる展開ながらも思わず胸にこみ上げてくるものがあって読後感も爽快だった。2018/08/08
ベルるるる
21
万屋に持ち込まれた茶碗から、持ち込んだ男の人生、その茶碗を手放そうとした武士と商人の人生が語られていく。人生には大きな葛藤もあり、大きな悲しみもあるけど、藤十郎は足を前に出す手助けをする。一気読み。 表紙が今までは、魚眼レンズで撮ったような構図だったけど、今回は普通。ちょっと残念。今までの表紙、すごく好きだったのに。2018/04/28
蕭白
4
思わず一気読みしてしまいました。良き人情噺に、思わず目頭が熱くなりました。2017/12/23
犀門
1
#014★★★★☆藤十郎さん、いい仕事しますな。2017/01/25




